雇用保険被保険者離職証明書の作成と提出方法(記載事例付き)

公開日:2019年12月26日
最終更新日:2019年12月26日

目次

  1. 雇用保険の資格喪失手続き
    • 手続きの流れ
    • 雇用保険の資格喪失手続きで必要となる書類
  2. 雇用保険被保険者離職証明書の書き方
    • 雇用保険被保険者離職証明書(事業主控)
    • 雇用保険被保険者離職証明書(安定所提出用)・雇用保険被保険者離職票
  3. まとめ
    • 人事労務 freeeの活用
    • 社会保険労務士をお探しの方

この記事のポイント

  • 「雇用保険被保険者離職証明書」とは、従業員が退職する際に必要となる書類。
  • 「雇用保険被保険者資格喪失届」や賃金台帳なども必要になる。
  • 雇用保険の資格喪失手続きは、従業員が退職した翌日から10日以内に行う。

 

「雇用保険被保険者離職証明書」とは、従業員が退職し、雇用保険の資格喪失手続きをする際に必要となる書類です。離職証明書(事業主控)、離職証明書(安定書提出用※ハローワーク提出用)および離職票-2は、3枚が複写となっていて、同時に記載することができます。

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雇用保険の資格喪失手続き

「雇用保険被保険者離職証明書」とは、従業員が退職し、雇用保険の資格喪失手続きをする際に必要となる書類です。雇用保険の資格喪失手続きを行う際には、「雇用保険被保険者離職証明書」のほかにも「雇用保険被保険者資格喪失届」や賃金台帳、出勤簿、退職届などが必要となります。

手続きの流れ

雇用保険の資格喪失手続きは、従業員が退職した翌日から10日以内に行う必要があります。

「雇用保険の資格喪失届」「雇用保険被保険者離職証明書」とハローワークに提出します。この時、労働者名簿や出勤簿(タイムカード)、賃金台帳、退職理由を確認できる退職届も添付します。
後日ハローワークから「離職票」の交付を受けたら、退職した従業員に送付します。
退職した従業員は、自宅住所を管轄するハローワークに送付された離職票と雇用保険被保険者証を持参して、失業認定を受けます。

雇用保険の資格喪失手続きで必要となる書類

雇用保険の資格喪失手続きでは、雇用保険被保険者資格喪失届と雇用保険被保険者離職証明書のほか、出勤簿、退職辞令発令書類、労働者名簿、賃金台帳、離職証明書(離職票が不要のときは提出しなくてよい)、退職理由が確認できる書類などが必要です。
退職理由を確認できる書類は、退職理由によって以下のとおり異なりますので、事前に確認しておくと手続きがスムーズになります。

①従業員の判断による退職
賃金台帳、出勤簿、タイムカード、労働者名簿、退職届

②会社が倒産したための退職
裁判所において倒産手続きの申立てが受理されたことを証明する書類など

③会社が廃止または活動停止して事業再開の見込みがないための退職
解散の議決が行われた議事録(写し)など

④定年退職
就業規則など

⑤採用または定年後の再雇用時にあらかじめ定められた雇用期限到来による退職
労働契約書、雇入通知書、就業規則など

⑥労働契約期間満了による退職
労働契約書、雇入通知書、契約更新の通知書、タイムカードなど

⑦早期退職優遇制度、選択定年制度などによる退職
制度の内容が分かる資料

⑧解雇(重責解雇※労働者の責に帰すべき重大な理由による解雇を除く)による退職
解雇予告通知書、退職証明書、就業規則など

⑨希望退職の募集または退職勧奨による退職
希望退職の募集に応じた場合には、希望退職募集要項(写し)、離職者の応募の事実が分かる資料など

⑩労働者の判断によるもののうち、職場の事情(賃金低下、採用条件との相違など)によるもの
労働契約書、就業規則、賃金規定、賃金低下に関する通知書など

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雇用保険被保険者離職証明書の書き方

離職証明書(事業主控)、離職証明書(安定書提出用※ハローワーク提出用)および離職票-2は、3枚が複写となっています。
作成する際には、従業員の雇用保険被保険者番号や雇用保険の事業所番号が必要となりますので、あらかじめ準備しておきましょう。

・雇用保険被保険者番号
雇用保険被保険者番号は、雇用保険被保険者証に記載されている11桁の番号です。
雇用保険被保険者資格取得等確認通知書や雇用保険被保険者証で確認することができます。

・雇用保険の事業所番号
雇用保険の事業所番号とは、雇用保険適用事業所設置届事業主控や、従業員の雇用保険被保険者の資格取得届や資格喪失届の事業主控に書いてある11桁の番号です。

雇用保険被保険者離職証明書(事業主控)

雇用保険被保険者離職証明書(事業主控)は、左ページと右ページがあり、左ページには、賃金支払い基礎日数や各月の賃金額などを記入し、右ページには退職理由を記入します。

左ページ
①「被保険者番号」に、雇用保険被保険者番号を記入します。

②「事業所番号」に、雇用保険事業所番号を記入します。

③「従業員氏名」に従業員の氏名を記入します。

④「離職年月日」に、退職年月日を記入します。

⑤「事業所」「事業主」に、事業所の名称、所在地、電話番号、代表者氏名を記入します。

⑥「離職者の住所又は居所」に、従業員の住所、電話番号を記入します。

⑦「被保険者期間算定対象期間」に、離職日から1カ月ずつさかのぼり、順次記入していきます。さらに右の⑨欄に、各月の賃金支払い基礎日数を記入します。
賃金支払い基礎日数が11日以上ある月が12カ月以上ある場合に、雇用保険の失業給付を受けることができます。

⑧「賃金支払い対象期間」に、給与の締切日から1カ月ずつさかのぼり、順次記入します。右の⑪欄には、各月の賃金支払い基礎日数を記入します

⑨「賃金額」に、各月に支払われた賃金額を記入します。月給制の場合はA欄、そのほか(日給、時給)の場合はB欄に記入します。

⑩記入しない欄は、斜線を引きます。

右ページ
⑪離職理由から、該当するものを選択し、○をつけます。

⑫退職理由を具体的に記入します。

雇用保険被保険者離職証明書(安定所提出用)・雇用保険被保険者離職票

雇用保険被保険者離職証明書(安定所提出用)・雇用保険被保険者離職票は、「事業主控」と複写になっていますが、記入しない欄には棒線を引きます。
また、従業員に記入してもらう欄がありますので、注意しましょう。

雇用保険被保険者離職証明書(安定書提出用)
記入しない欄は、斜線を引きます。
従業員(被保険者)に記入してもらう際には、必ず捺印してもらいましょう。

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まとめ

以上、雇用保険の資格喪失手続きや雇用保険被保険者離職証明書の作成方法についてご紹介しました。
雇用保険の資格喪失手続きの際には、雇用保険被保険者離職証明書のほかにも雇用保険被保険者資格喪失届を作成し、タイムカードや退職届などの添付書類とともにハローワークに提出する必要があります。

「雇用保険被保険者資格喪失届」の記入方法については、以下の記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

人事労務 freeeの活用

人事労務freeeでは、雇用保険被保険者資格喪失届や雇用保険被保険者離職証明書など、従業員の退職時に必要な書類を一括で作成することができます。

退職時には、雇用保険の資格喪失手続きのほかにも源泉徴収票の発行や住民税の手続きが必要となりますが、従業員の編集画面から退職を選択し、退職日を入力して登録するだけで作成することができます。

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