freee認定アドバイザーとは

freee認定アドバイザーとは

freee認定アドバイザー(以降、本文中では「アドバイザー」と表記)とは、クラウド会計ソフト「freee会計」をはじめとしたクラウド製品を使い、スモールビジネスの経営をサポートする専門家です。経理や会計の業務を効率化し、経営者が本来の業務に集中できる環境づくりをサポートする、経営者にとってもっとも頼りになるパートナーと言えます。

アドバイザーの中には社会保険労務士など様々な専門家が存在しますが、本記事上ではアドバイザーの中の多くを占める税理士に関して説明します。

アドバイザーの代表的な特徴としては、以下の3点があげられます。

リアルタイムな税務・会計の不安解消が可能

当然ながら、税理士は税務・会計の専門家です。日々の会社経営や会計作業において生まれる「これは経費になるのかな」「新しい取引が始まったけど、どんな会計処理をしたらいいのかな」「売上や利益が増えてきたけど、納税額は大丈夫かな」といった大小様々な不安を相談し解消することができ、経営者は事業に集中することができます。
また、専門性だけでなくコミュニケーション手法にも特徴があります。アドバイザーの中にはLINE、zoomなどのチャットやweb会議ツールを駆使してきめ細やかなやりとりをしたり、freee会計上のコメント機能を使って瞬時に双方の疑問を解消するスタイルをとっている事務所が多く存在します。

DX推進や経営アドバイスが得意

freee会計には様々なプランがあり、どのプランも従来の会計ソフトよりも多くの機能を備えています。例えば、銀行口座やクレジットカードの情報を自動で取り込む機能、従業員の立て替えた経費をスマホで申請承認する機能があり、手入力の手間を省くことができます。
どれも便利な機能ではありますが、それぞれの機能を試した上で利用するか否かの取捨選択を自社で行うと相応の時間が必要となります。この点、freee会計の導入経験が豊富なアドバイザーであれば、時間をかけずとも自社の状況に合わせた最適な使い方の提案や他社ソフトからの乗り換えが可能です。
その他にも、会計以外のfreee製品や他社のクラウドシステムとの連携、レポート機能を駆使した経営情報のリアルタイムな提供など、会計・税務を超えたサービス提供を得意とするアドバイザーが多数存在します。

年齢も経歴も様々な、2000社以上の中から選ぶことが可能

新進気鋭の若手税理士から、日本有数の規模を誇る老舗の大手税理士法人まで、ここ数年で様々な税理士が続々と加盟されています。全国で2,000社を超える個性豊かなアドバイザー事務所が存在し、あなたにぴったりのアドバイザーが必ず見つかるはずです。

また、アドバイザーになるためには資格試験に合格することやfreee会計で一定数の顧問先様を有していることなど、厳しい要件が課されているため、アドバイザーであることが顧問契約を結ぶ会社にとっては安心と信頼の証明になります。

なお、アドバイザーの中でもfreee製品の詳しさや導入実績に応じて5段階の評価がされ、1~5までの星の数で表されています。
星の数が多いほど、そのアドバイザーがfreeeを使いこなせていると判断する目安になります。

freee認定アドバイザーと契約するメリット

税理士によるサービスの違いがわからず、「うちの会社の場合は税理士がfreeeのアドバイザーかどうかは関係ない」と考えている方もいると思いますが、実はどんな契約形態であってもfreee会計とfreee認定アドバイザーの組み合わせは最大限の効果を発揮します。ここでは、税理士に入力をすべて丸投げする時や作業を分担する時など、代表的な3つの契約形態におけるメリットをお伝えします。

入力業務を全て税理士に丸投げする場合
資料の受け渡しが瞬時に完了

業務を丸ごと請け負ってもらうこと。それが「丸投げ」です。しかし、従来の会計業務では、その丸投げをするための負担が会社に大きくかかっていました。代表的なものとしては領収書や請求書等の証憑(しょうひょう)の受け渡しです。場合によっては証憑の種類ごと、利用月ごと、用途ごとにファイリングを行ったり、領収書の裏に詳細を手書きで記入したりと、仕訳の入力にかかる工数と同様の時間をかけている会社も少なくありませんでした。

アドバイザーへの丸投げの場合、原本の送付は一切不要です。受け取った領収書などはその場でスマホアプリから写真を撮影するだけでfreee会計に自動で格納され、アドバイザーにも共有されます。

補足内容がある場合、コメント機能で証憑1枚単位でアドバイザーとやりとりが出来るので、手書きでメモを追加する必要もありません。

月次決算が完了するまでの期間が大幅に短縮

顧問税理士に不満を感じる理由の代表例である「数字が締まるのが遅い」こと。アドバイザーはその不満を解消することが可能です。

freeeではインターネットバンキングや法人クレジットカードと連携して、入出金情報やカード利用履歴を自動で取得することが可能です。会社の役割は資料のスマホ撮影と、この連携設定を行うだけ。後はアドバイザーがfreee会計の自動化機能を駆使してリアルタイムに入力作業を進めるので、月次決算が完了するまでの期間が大幅に短縮されます。

台帳作成などの会社側に求められていた作業まで自動化

従来の丸投げでは、仕訳入力・帳簿作成が主な範囲であり、例えば送られてきた請求書の支払期日管理などは会社が行うことが一般的でした。「支払台帳だけは会社で作成している」といったケースも多いと思います

freee会計の場合、支払請求書の記帳を行う際に、仕訳の情報と共に支払期日も入力することができます。freee会計に詳しいアドバイザーは、この支払期日欄も利用して支払管理表の作成まで行うことができるので、会社はもう支払台帳ですら作る必要がなくなります。

日々の入力業務は自社が行い、税理士はチェックのみ行う場合
アドバイザーの作成したルールに基づき業務の大部分を自動化

freee会計では、銀行口座やクレジットカードから自動で取り込んだ情報に対し、「この入金は売上」「この支払は旅費交通費」といったルールを設定できます。一度ルールを設定すれば、自動で仕訳(会計処理)が行われるので、経理作業が大幅に楽になります。

アドバイザーの協力を得ることで、会計上・税務上も心配のないお墨付きのルールを設定できるので、安心して自動化が進められ、入力作業の大幅な削減を実現します。

個別取引レベルでの細かいコミュニケーションや、アドバイザーが直接修正対応をすることも可能

従来のインストール型の会計ソフトでは、原則として自社PC内にのみ原本となるデータが存在するため、税理士からは特定のタイミングでまとまったチェックを受けるしかありませんでした。
クラウド型会計ソフトのfreeeにおいては、ユーザーと同じデータをアドバイザーが自身のPCからチェック/修正が行えるので、仕訳単位や領収書単位でよりきめ細やかな対応が可能です。

自社と税理士が役割分担して入力業務を行う場合

上記2つのハイブリッド型がこのパターンです。多彩な業務機能を有し、時間・場所を選ばず同時並行で作業することが可能なfreee会計であるからこそ、2馬力で作業スピードを大幅に加速させることが可能です。

業務単位での柔軟な役割設計

freee会計では様々な経理業務の機能を標準搭載しています。
請求書作成や経費精算など、もともと会社で行っていた業務をfreeeに置き換えれば、売上や経費精算に関する仕訳は自動で作成されるので、税理士が別途入力作業を行う必要はありません。
会社として当然行う業務はfreee上で行うように設計することで、結果的に会社が記帳業務の一部を担うことになるので、アドバイザーはfreeeで行わない業務から発生する入力作業だけで済み、効率的に素早く入力作業を完了することが可能です。

誰が何を行ったかを簡単に把握できる絞り込み機能

freee会計に入力したデータは、様々な条件で絞り込むことができます。「誰が入力したか」「どんな方法で登録したか」といった情報で絞り込み、「Aさんが請求書機能で入力した取引」といったように、必要な情報だけを簡単に探し出すことができます。
これにより、会社とアドバイザーが協働して入力した場合に責任の所在が曖昧になることはなく、お互いが納得して作業を進めることができます。

どのような契約形態であっても、freee会計をfreee認定アドバイザーと一緒に利用することで、多くのメリットが享受できます。
顧問税理士をお探しの場合は、是非freeeの認定アドバイザー税理士をご検討してみてください。

freee認定アドバイザーを探す方法

これまで、freee認定アドバイザーの特徴を解説してきましたが、実際にfreee認定アドバイザーの中からご自身にあった税理士を探したいという場合、以下の3つの方法があります。

コーディネーターから紹介してもらう【税理士紹介サービス】

税理士を探すといっても、自分が理想的だと思う税理士を一から自力で探し出すのはなかなか難しいものです。実際にfreeeが過去に行ったアンケートでも設立5年以内の会社の場合は実に半数以上が「友人・知人からの紹介」で現在の税理士さんと知り合ったと回答しています。

ただ、必ずしも友人にとって相性の良い税理士さんがご自身にとっても相性が良いかというと、そうではないかもしれませんし、紹介を受けてしまった以上断りにくいということもあるかもしれません。
税理士紹介サービスでは30分のWebカウンセリングで、あなたが税理士に求める条件を伺ったうえで、条件に適したアドバイザーを最大3社紹介いたします。完全無料で、断る際はコーディネーターを介した連絡になるため安心して相談することができます。お気軽にお問い合わせください。

ご自身で検索する【freee税理士検索】

「こだわりを持って幅広く自分で税理士を探したい」とお考えの方には、freee税理士検索がお勧めです。2,000社を超えるアドバイザーの中から、事務所の所在地や依頼したい業務内容、対応可能な業種や事務所の特徴などなど様々な条件から検索を行うことが可能です。

まずは質問から始める【税理士相談Q&A】

「いますぐに税理士との顧問契約は考えていないけど、少し質問だけしてみたいことがある」という方には、税理士相談Q&Aがお勧めです。

ご自身で直接気になる質問を投稿しても良いですし、過去の質問内容を検索して自身の興味があるトピックに対してどんなアドバイザーがどのような回答をしているのかを見てみるだけでも、アドバイザーを知るきっかけになるかと思います。もちろん気になるアドバイザーが見つかったら、直接お問い合わせをすることも可能です。

こちらの税理士相談Q&Aも無料でご利用できるので、気になる方は是非ご活用ください。

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