売掛金とは|売掛金の意味と仕訳の方法

公開日:2019年08月05日
最終更新日:2019年08月05日

目次

  1. 売掛金とは
    • 未収入金との違いは?
  2. 売掛金の処理
    • 売上計上
    • 消込み作業
  3. 売掛金の仕訳例
    • (1)売掛金の回収
    • (2)買掛金との相殺
    • (3)売掛金の回収不能
    • (4)一部を現金で受取残金を掛けとした
    • (5)クレジットカード手数料がかかった
  4. 経理事務を効率化するためには
    • 会計ソフトの活用
    • 税理士による自計化指導
  5. まとめ
    • 税理士に相談したい人
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この記事のポイント

  • 売掛金とは、得意先との通常の営業取引で生じた代金のうち、未収のものを計上する勘定科目。
  • 売却代金の未収分、請負代金の未収分、サービス料の未収分などのこと。
  • 売掛金と似た勘定科目に「未収入金」と「未収収益」があるので注意する。

 

売掛金とは、商品の販売やサービスの提供など、得意先との通常の営業取引で生じた代金のうち、未収のものを計上する勘定科目です。
まず「売掛金の計上」を行い、売掛金の入金が確認できたら、「売掛金の入金消込」作業を行います。また、売掛金が回収不能になった時には「貸倒損失」で損失処理をします。

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売掛金とは

商品の販売やサービスの提供をした時に、後日代金を受け取る場合があります。このような取引を「掛け」といい、売掛金とは、この掛け取引で生じた未収分を計上する時の勘定科目です。
売掛金は、取引先との継続的な取引を前提とした主たる事業活動から生じた債権の未収額であり、具体的には売却代金の未収分、請負代金の未収分、サービス料の未収分などが該当します。

未収入金との違いは?

売掛金と似た勘定科目に「未収入金」と「未収収益」があります。
それぞれの違いは、以下のとおりです。

勘定科目 内容
売掛金 得意先との通常の営業取引で生じた代金で未収のもの
未収入金(未収金) 営業活動の結果発生した未収入金で、売掛金以外のもの、および営業活動以外の取引に基づいて発生した未収のもの。
例:固定資産の売却代金の未収や、備品の売却代金の未収など
未収収益 通常の営業取引によって発生する収益で、一定の契約に従って継続したサービスの帝京をしている場合、すでにサービスの帝京が済んでいるのに代金が未収のもの。
例:地代家賃、受取利息、賃貸料などの未収のもの

売掛金の処理

売掛金を計上して、その後取引先からの入金が確認できたら消込作業を行います。
通常は請求書に基づいて売掛金を入力することになります。

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売上計上

売掛金を計上するタイミングは、取引先に納品書を送付した時と、請求書を送付した時の2つの方法があります。
どちらのタイミングで売上計上を行うべきかについては、個々の状況によって異なりますので、顧問税理士に相談するのがおすすめです。

消込み作業

売掛金の入金が確認できたら、消込み作業を行います。

請求した売掛金が入金される日は、取引先ごとに異なります。したがって、まずは取引先に入金予定日について確認する必要があります。
そして、入金予定日に売掛金の入金が確認できたら、「売掛金の入金消込み」を行います。具体的には売掛帳で、入金された売掛金に対応する売掛金を探し、マークを付けます。

①売掛金の額と請求書の額が不一致の場合
もし売掛金の入金額とそれに対応する請求額が不一致の場合には、不一致原因を調査する必要があります。
請求書の控を見て請求書の金額通りである時には、納品書の合計金額を再計算する必要があります。また、営業担当者に連絡して値引きや返品がなかったかなどの事情も確認します。
これらの作業を行って、自社にミスがないと確認できたら、取引先に連絡して原因を聞きます。

②支払日を過ぎても入金されない場合
支払日を過ぎても入金されない場合には、営業担当者から取引先に対して督促をしてもらうようにしましょう。

売掛金の仕訳例

ここまでは、売掛金の内容や必要となる作業についてご紹介してきました。
そこでここでは、具体的に売掛金をどう仕訳するかについてご紹介していきましょう。

(1)売掛金の回収

一番オーソドックスな事例として、①売掛金を計上して②翌月その代金が振り込まれた事例についてご紹介します。

①「取引先に商品を30万円で販売した。代金は来月回収予定である。」

②「翌月、商品の代金として、30万円が普通預金に振り込まれた。」

(2)買掛金との相殺

取引においては、取引先と代金を相殺することがあります。
この場合には、「買掛金」という勘定科目も使うことになります。

「取引先に対する売掛金50万円について、同社から購入した材料の買掛金20万円と相殺した。残りの代金は約束手形で受け取った。」

(3)売掛金の回収不能

取引先が倒産して、売掛金が回収不能となることがあります。この場合には「貸倒損失」で損失処理を行います。

「取引先の倒産によって、売掛金25万円が回収不能となった。」

(4)一部を現金で受取残金を掛けとした

売上代金のうち、現金で一部を受取、残りを翌月払いなどにすることがあります。その場合には、「現金」と「売上高」という勘定科目を使い、以下のように処理します。

「売上代金100万円のうち、現金で20万円を受取り、残りの代金80万円は、翌月払いの掛けとした。」

(5)クレジットカード手数料がかかった

取引の際には、クレジットカードで振り込まれることがあります。
この時には、カード加盟店手数料が差し引かれるので、「支払手数料」という勘定科目で処理します。

「クレジットカード会社より、カード売上15万円からカード加盟店手数料5,000円が控除され、当座預金に振り込まれた。」

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経理事務を効率化するためには

売掛金の処理ひとつをとってみても、経理事務は煩雑な手続きが多く大変です。
そんな時に活用したいのが、会計ソフトと税理士による自計化指導です。

会計ソフトの活用

「会計ソフトfreee」では、売掛金について入金があると、自動でマッチングして消込を行ってくれます。
複数の取引をまとめて決済することもできますし、単一の明細から複数の取引を消し込むこともできます。
先程、事例でご紹介した同一の取引先と買掛金と売掛金を相殺して消し込む作業についても、[自動で経理]から[未決済取引の消し込み]を選択することで、簡単に作業を行うことができます。

会計ソフトfreee「未決済の取引を登録する・消し込む(売掛金・買掛金など) 」

また、「会計ソフトfreee」の売掛レポートでは、「売掛金」や「未収入金」など債権の勘定科目の確認・管理を行うことができます。

グラフの下には、表形式で取引先ごとに売掛残を表示することができるので、売掛金管理ももれなく行うことができます。

会計ソフトfreee「売掛レポートの見方と活用アイディア」

税理士による自計化指導

「会計ソフトfreee」とともに活用したいのが、税理士の自計化指導です。
自計化とは、経理事務を自社で行う取り組みで、勘定科目の設定や仕訳方法、決算書などについて税理士からサポートを受けることができます。
「会計ソフトfreee」は、税理士とリアルタイムで会計データを共有することができるので、疑問点や不明点をすぐに確認することができます。

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まとめ

以上、売掛金の意味や仕訳の方法、会計ソフトや税理士を活用して経理作業を効率化する方法などについてご紹介しました。
なお、「会計ソフトfreee」で経理を自動化するためにもっとも大切なのが、最初の設定です。
最初の設定さえしっかりできれば、その後の経理作業量を大幅に軽減することができるのです。
freeeの認定アドバイザーは、「会計ソフトfreee」の操作方法を熟知した税理士等の専門家です。
認定アドバイザーのサポートを受けることで、「会計ソフトfreee」をさらに活用することができます。

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税理士に相談したい人

経理の自計化を目指して税理士のサポートを検討している方は、税理士検索freeeをご活用ください。税理士検索freeeでは2000以上の事務所の中から自計化指導に力を入れている税理士を検索することができます。
また、コーディネーターによる「税理士紹介サービス」もあるので併せてご利用ください。

税理士の報酬は事務所によって違いますので、「税理士の費用・報酬相場と顧問料まとめ」で、税理士選びの金額の参考にしていただければと思います。

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