公開日:2019年08月02日
最終更新日:2024年05月28日
クラウド会計とは、簡単に言うとインターネット上の会計ソフトのことで、身近な例で言えば、「Gmail」や「Dropbox」などもクラウドサービスの1つです。
パソコンやスマホで、IDとパスワードを入力すれば、会計データにいつでもアクセスすることができ、複数の拠点から複数の人間が同時に最新のデータを確認することができます。
クラウド会計の豆知識
クラウド会計は、専用ソフトウェアの購入やインストールが不要で、システムのメンテナンスもクラウド会計側で行うため、IT関連のコストが削減されます。また、インターネット接続があれば、どこからでもアクセスできるため、テレワークや出張先でも会計業務を行うことができます。銀行口座やクレジットカードのデータを自動で取り込み、取引の自動仕訳やレポート生成などが可能で手作業の入力ミスが減り、業務効率が向上します。
もちろんデータのバックアップやセキュリティ対策が徹底されているため、データの消失や不正アクセスのリスクもありません。
クラウド会計ソフトを活用することで、税理士との連携がスムーズになり、より効率的な経理業務と税務対策が可能になります。
税理士にアクセス権を付与すれば、、リアルタイムでデータを確認し、必要なアドバイスを受けることができます。
また、チャット機能やコメント機能を利用して、税理士とのコミュニケーションを円滑にし、質問や相談をスムーズに行うことができます。オンライン会議でもデータを共有しながら具体的な話ができるため、対面での打ち合わせやデータのやり取りも不要です。
クラウド会計とは、従来のパソコンにインストールするタイプの会計ソフトではなく、インターネット上の会計ソフトのことをいいます。インターネットがつながる環境であれば、パソコンでもスマートフォンでもアクセスすることができ、パソコンにインストールしたりバージョンアップしたりする必要がありません。バージョンアップや税制改正は、クラウド会計側で行われるので、ユーザーは常に最新のソフトを利用できるというメリットがあります。
「会計ソフトといえばクラウド会計」が主流になりつつありますが、中には「従来の会計ソフトとどう違うのか」「何が便利なのか」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずはクラウド会計をイメージしていただくために、クラウド会計のしくみについてご紹介します。
会社でも個人事業主でも、事業を行っていくうえでは避けては通れないのが経理業務です。最近はパソコンも高性能化し多くの会計ソフトも普及しているので、ひと昔前に比べれば経理業務は格段にラクになりました。
しかし、それでも定期的に発生する煩雑な記帳業務をつい後回しにしてしまい、決算の時期に領収書の束を前に、あわてて処理を行っているという方も多いのではないでしょうか。
そんな面倒で煩雑な記帳業務を格段に楽にしてくれるのが、「freee会計」です。「freee会計」は、銀行口座やクレジットカードの登録を行うと、取引がほぼ自動で仕訳され、口座残高や直近の入出金が一覧化して表示されますので、日々の記帳業務や請求書の発行・管理などをすべて自動化することができます。
簿記は、取引、仕訳、記帳、転記、集計、決算という流れで行います。
これらの取引の仕訳や総勘定元帳へ転記する作業は、ほぼ毎日行われる作業です。
しかし、「freee会計」を使用することによって、銀行やクレジットカードの明細が自動で反映されるので、この取引の仕訳や総勘定元帳への転記という作業が必要なくなります。
当然、計算ミスもなくなりますし、すべての操作が自動化され、現金取引など手動で行わなければならない取引がある場合でも、クリックひとつで作業を済ませることができます。
「freee会計」なら、会計データはすぐにレポートに反映されるので、経営状況をいつでも確認することができます。「仮払金の動きが知りたい」「交際費の額が知りたい」などといった場合にも、すぐにデータにアクセスすることができますし、内容も確認することができます。
試算表を作成してミスが見つかった場合にも、ダイレクトに元のデータを呼び出して、その場で訂正することもできるようになります。
クラウド会計ソフト freee会計で確認できるレポート
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従来の会計ソフトでは、頻繁に行われる税制改正に対応するために毎年最終版を購入する必要がありました。しかし、クラウド会計の場合には、クラウドサービスの提供会社でアップデートされます。その都度会計ソフトを購入する必要がなく、会計ソフトの設備投資額を削減することができます。
データのメンテナンスも基本的にクラウドサービスの提供会社で実施する必要がありません。
請求書の発行・入金確認は、取引先の数が増えれば増えるほど煩雑な作業となります。
相手から送付されてきた請求書に基づいて支払いをする作業も、支払にモレがないかを確認する必要があります。
この請求書の管理業務も、クラウド会計ソフトと連携することで、請求書の作成から取引先への送付までを全自動で行うことができるようになります。
さらに、取引先からの入金予定管理もできるようになります。
給与計算システムやマイナンバー管理システムと連携することで、給与計算業務も格段に効率化することができます。
給与計算の確定処理を行うと、「freee会計」に仕訳データが生成され、入力まで完了してしまいます。
また、年末調整の計算や大量の書類作成も自動で行われ、給与明細にも反映されます。
これまで「freee会計」の数々のメリットについてご紹介してきましたが、「freee会計」を導入することで、税理士との打ち合わせやサポート内容も大きく変化することができます。
そこで、ここでは「freee会計」を導入した場合の、税理士との連携についてご紹介します。
「freee会計」>は、クラウド上でデータを管理するので、リアルタイムで会計データを複数の人が見ることができます。
離れた場所にいる顧問税理士も、IDとパスワードを入力すればすぐに会計データを見ることができるので、同じデータを見ながら、「この仕訳はどのようにすればよいか」「これは経費で落とせるか」「資金繰りに問題はないか」などについて、アドバイスを受けることができます。
また、「freee会計」に精通している税理士であれば、導入段階からサポートを受けることもできます。基本設定から、開始残高の設定、全自動化に必要な各種設定についてサポートをしてもらうことで、「freee会計」を活用した経理業務を、スムーズに行うことができるようになります。
「freee会計」は、銀行やクレジットカードの明細が自動で反映されるので、リアルタイムのデータを、税理士に共有することができます。そして、資金繰り等についてリスクがあればすぐに発見し、改善策を提案してもらうことができます。
リスクを早期に発見し迅速に対応することで、資金繰りが悪化するのを防ぐことができますし、たとえば資金調達が必要な状況においても早期に試算表を作成し、融資実行までスムーズになります。
節税対策は、自社の状況に応じて中長期の計画で行うことで、大きな効果が期待できます。
税理士がいれば、常に最新のデータを把握してもらえるので、無駄な出費をせずに自社に合う賢い節税対策を適切な時期に提案してもらうことができます。結果として、利益をあげながら手元にお金を残しつつ、事業を成長させることができます。
freeeの認定アドバイザー制度 freee認定アドバイザーとは、「freee会計」のサポートをしてくれる税理士事務所や会計事務所、社労士事務所を判定する制度です。 単純に星が高いというだけで自社にマッチしているとは限りませんが、「freee会計」を導入したい方は、まずはこのfreeeの認定アドバイザー制度を活用していただきたいと思います。 |
以上、クラウド会計のメリットと、クラウド会計に強い税理士の活用方法についてご紹介しました。
これまでご紹介したように、「freee会計」を活用すれば煩雑な経理業務を効率化することができるようになります。さらに「freee会計」に精通した税理士に依頼することで経営改善の提案や適切な節税対策の提案をしてもらうことができます。
freee税理士検索では数多くの事務所の中から、クラウド会計ソフトの導入について相談できる税理士を検索することができます。
また、コーディネーターによる「税理士紹介サービス」もあるので併せてご利用ください。
税理士の報酬は事務所によって違いますので、「税理士の費用・報酬相場と顧問料まとめ」で、税理士選びの金額の参考にしていただければと思います。
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監修:「クラウド会計ソフト freee会計」
クラウド会計ソフトの「クラウド会計ソフト freee会計」が、税務や経理などで使えるお役立ち情報をご提供します。
「クラウド会計ソフト freee会計」は、毎日の経理作業を最小限で終わらせることができるクラウド型会計ソフトです。疑問点や不明点は、freee税理士検索で税理士を検索し、クラウド会計ソフトの導入や、経理システムの構築について相談することができます。