仮受金とは|預り金・前受金との違い(仕訳例付き)

公開日:2019年11月23日
最終更新日:2019年11月23日

目次

  1. 仮受金とは
    • 仮受金の処理
    • 預り金との違い
    • 前受金との違い
  2. 仮受金の仕訳方法
    • 仮受金のよくある仕訳(1)
    • 仮受金のよくある仕訳(2)
  3. まとめ
    • 税理士をお探しの方

この記事のポイント

  • 仮受金とは、何に対しての入金なのか不明な時に一時的に使用する勘定科目である。
  • 正しい勘定科目と金額が分かった時点で、振替処理を行う必要がある。
  • 仮受金と似た勘定科目に、「預り金」「前受金」がある。

 

仮受金(かりうけきん)は、何に対しての入金なのか不明な時に一時的に使用する勘定科目ですが、仮受金と似た勘定科目に「預り金」「前受金」があり、仮受金との違いが分からないという方も多いようです。
そこでこの記事では、仮受金の意味や預り金、前受金との違い、仮受金の処理や仕訳例についてご紹介します。

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仮受金とは

仮受金とは、入金された理由が不明であったり、最終的な金額が未確定な入金があったりした場合に、一時的に使用する勘定科目です。正しい勘定科目と金額が分かった時点で、振替処理を行います。

たとえば、普通預金に取引先から入金があったものの、「何に対しての入金なのか不明」というような場合に、入金理由が分かるまで「仮受金」として処理をします。

仮受金の処理

仮受金は、一時的に使用する勘定科目なので、正しい勘定科目と金額が判明したら、その時点ですみやかに振替処理を行います。

たとえば、取引先から普通預金に10万円の入金があったが理由が不明であったが、後日に入金の理由が「掛けで売り上げた商品の代金」であることが判明した場合には、以下のように処理をします。

預り金との違い

仮受金と似た勘定科目に、「預り金(あずかりきん)」があります。
預り金とは、一時的に従業員や取引先等から預かった金銭で、本人に返還するかもしくは本人に代わって第三者に支払うものを計上する時に使用します。たとえば、税務署に納付するために給料から差し引く源泉所得税、住民税などです。

預り金も、仮受金と同じく一時的な入金ですが、預り金は返還の予定があるものであるのに対して、仮受金は、返還の予定がない、という点で異なります。

前受金との違い

「前受金(まえうけきん)」も、仮受金と混同しがちな勘定科目です。
前受金とは、商品や材料を販売する場合に、商品の一部または全部を前もって受け取った場合に使用する勘定科目です。商品を納入したら、「売上高」に振り替えます。

前受金は、取引の理由が確定している場合に使用しますが、仮受金は取引の理由が不明である場合に使用するという点で異なります。

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仮受金の仕訳方法

仮受金は、何に対しての入金なのか不明な場合に一時的に使用し、入金の理由が分かったら、確定した勘定科目や金額に振替処理を行う必要があります。
ここでは、よくある仮受金の仕訳方法についてご紹介します。

仮受金のよくある仕訳(1)

何に対しての入金なのか理由が分かるまで「仮受金」として処理をし、入金の理由が分かったら、振替処理を行います。

「取引先から普通預金に20万円の入金があった。入金理由は不明であった。」

「後日、入金の理由が、掛けで売り上げた商品の代金であることが判明した。」

仮受金のよくある仕訳(2)

仮受金で処理をしていたものの、取引先のミスで金額が間違ったことが判明した場合には、間違っていた分を返金する処理を行う必要があります。

「普通預金に取引先から理由の分からない入金があった。後日、掛けで売り上げた代金10万円を取引先が間違えて11万円振り込んだことが判明した。そこで、振込手数料500円を取引先負担としてもらったうえで、返金をした。」

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まとめ

以上、仮受金の意味や、預り金、前受け金との違い、仮受金のよくある仕訳例についてご紹介しました。
仮受金は、入金の理由が分かったら速やかに確定した勘定科目に振替ないと、あとで何の入金か分からなくなってしまいます。
正しい勘定科目が分かったらすぐに処理を行うようにしましょう。
なお、会計ソフトを活用すれば、仮受金の振替処理も簡単に行うことができます。

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