経理・記帳・仕訳に関する質問｜質問No.14888

法人での新築アパート建設における【取引1（契約時）】及び【取引2（土地購入時）】の仕訳と勘定科目について、freee会計での登録方法を以下にご説明いたします。

取引1（契約時）
内容
法人設立前に個人から不動産会社へ手付金100万円を支払った。
仕訳
法人設立前の取引は法人の帳簿に直接記載できないため、法人設立後に個人から法人への立替金として処理します。

個人から法人への立替金処理

借方：前渡金 1,000,000円
貸方：立替金 1,000,000円
法人設立後、個人への返済

借方：立替金 1,000,000円
貸方：現金 1,000,000円
取引2-1（土地購入時）
内容
銀行からの融資金額総額は4,500万円。
事務手数料10万円を差し引き、融資金交付額は4,490万円。
仕訳
融資の受け取りと事務手数料の処理を行います。

融資受け取り

借方：普通預金 44,900,000円
貸方：長期借入金 45,000,000円
事務手数料の支払い

借方：支払手数料 100,000円
貸方：普通預金 100,000円
取引2-2（土地購入時）
内容
銀行から不動産会社への入金 4,400万円
銀行から弊社法人口座への入金 90万円
仕訳
土地購入代金の支払いと銀行からの入金を処理します。

銀行から不動産会社への入金

借方：土地 44,000,000円
貸方：普通預金 44,000,000円
銀行から法人口座への入金

借方：普通預金 900,000円
貸方：長期借入金 900,000円
freee会計での登録方法
freee会計での登録方法については、以下の手順で行います。

勘定科目の設定 freee会計では、取引登録時にプルダウンメニューから勘定科目を選択できます。必要な勘定科目が表示されない場合は、勘定科目を追加設定します。

取引登録 各取引について、以下のように登録します。

手付金（前渡金）の登録
「前渡金」勘定科目を選択し、借方に1,000,000円を入力。
「立替金」勘定科目を選択し、貸方に1,000,000円を入力。
融資受け取りと事務手数料の登録
「普通預金」勘定科目を選択し、借方に44,900,000円を入力。
「長期借入金」勘定科目を選択し、貸方に45,000,000円を入力。
「支払手数料」勘定科目を選択し、借方に100,000円を入力。
「普通預金」勘定科目を選択し、貸方に100,000円を入力。
土地購入代金と銀行からの入金の登録
「土地」勘定科目を選択し、借方に44,000,000円を入力。
「普通預金」勘定科目を選択し、貸方に44,000,000円を入力。
「普通預金」勘定科目を選択し、借方に900,000円を入力。
「長期借入金」勘定科目を選択し、貸方に900,000円を入力。

• 回答日：2024/08/18
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