口座振替の使用料と売上の仕訳について
お世話になっております。
この度、お客様から口座振替で売上を回収するサービスを導入しました。
この口座振替を代行してくれる会社をA社とし、契約をしました。
その契約金の支払方法が「お客様から回収した売上を契約金に回し、足りなければ弊社から残額を支払う」という形式でした。契約金に満たなかったので、今回A社からは売上金回収はできず、残額を支払するという形になります。
そこでお聞きしたい点が2点あります。
①すでに売掛金をたてているので一度収入があった仕訳をし、その後残額を経費という形で仕訳したらいいのでしょうか。そうすると経費にできる費用が少なくなってしまう気がして困っています。
②口座振替代行の契約金は何の勘定科目になりますでしょうか。
以上2点を、どなたか教えていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
① 売上と経費の計上について
会計の基本的な考え方として、売上と経費は、それぞれ全額計上することが大切です。
今回の場合、まずお客様に対する売上高を「売掛金」として全額計上します。
そして、A社に支払う契約金も、売掛金から回す分も含めた全額を「支払手数料」などの経費として計上します。
A社との間で実際にやり取りされるお金は、売上と経費が相殺された後の金額になりますが、帳簿にはそれぞれの総額を記録します。
そうすることで、経費として計上できる金額が少なくなることはございませんので、ご安心ください。
② 契約金の勘定科目について
口座振替代行の契約金(手数料)については、「支払手数料」という勘定科目で処理するのが一般的かと存じます。
もし、貴社で同様の業務委託に関する費用を「業務委託費」などの科目で管理されている場合は、そちらをお使いいただくことも考えられます。
大切なのは、一度使う勘定科目を決めたら、今後も同じ取引では同じ科目を使い続けることです。
- 回答日:2025/09/08
- この回答が役にたった:2
お世話になります。
詳細な説明をいただき大変勉強になりました。
また、勘定科目への注意点も教えていただきありがとうございます。投稿日:2025/09/09
回答した税理士
【初回面談無料~お気軽にお問い合わせください~】税理士法人/社会保険労務士法人/司法書士法人/行政書士法人TOTAL
- 認定アドバイザー
- 千葉県
税理士(登録番号: 1470), 公認会計士(登録番号: 3018428), 社労士(登録番号: 1315011), 行政書士(登録番号: 1703201)
回答者についてくわしく知る売上は売掛金で処理し、契約金は支払手数料として経費計上します。
売上から引かれて入金される場合でも、売掛金回収と経費計上を同時に仕訳すれば問題ないです。
- 回答日:2025/09/05
- この回答が役にたった:1
お世話になります。
さっそくのご回答ありがとうございました。
分かりやすく、大変勉強になりました。投稿日:2025/09/08