法人で暗号資産取引を行った際の仕訳方法について
▪️概要
法人で暗号資産取引を行った際の仕訳けについて教えてください。
▪️取引の全体的な流れ
1. 今年の前半に、いくつかの暗号資産取引所にて法人口座を登録し、そこに日本円を入金し、暗号資産の売買などを行っています。
2. 暗号資産の取引履歴に関しては、クリプタクトというクラウドサービスで記録しており、日々の損益計算や資産管理もこのサービスで行っています。
3. 今年の会計期間終了直前に、所有しているすべての暗号資産を各取引所で日本円に戻し、会社の銀行口座にその金額を戻す予定です。(暗号資産の在庫をゼロにする)
▪️具体例
例えば、次の2つの取引のケースがあったとします。
ケースA)
会計期間: 2024/1/1 - 2024/12/31
会計取引:
① 2/1: 会社の口座Xから暗号資産取引所の口座Yに100万円入金
② 2/1-11/30: 暗号資産取引所にて、10,000件程度の暗号資産売買を実施し、全ての履歴をクリプタクトに記録
→ 各時点での各暗号資産の在庫数量/金額が確認可能
③ 12/1: 所有している暗号資産を全て売却し、110万円が暗号資産取引所の口座Yに入る(10万円の利益)
④ 12/2: 110万円を暗号資産取引所の口座Yから会社の口座Xに送金
ケースB)
上記のケース1と基本的には同じですが、以下が異なります。
③ 12/1: 所有している暗号資産を全て売却し、90万円が暗号資産取引所の口座Yに入る(10万円の損失)
▪️質問
質問1)
上記ケース1の②の部分 freee にも10,000件の暗号資産売買の取引を会計仕訳としてfreeeに登録する必要がありますでしょうか。
質問2)
上記ケース1,2 の③の部分の仕分けはそれぞれどのようになりますでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
ケースB)12/1: 所有している暗号資産を全て売却し、90万円が口座に入る(10万円の損失)
仕訳:
売却時の仕訳は、以下のようになります。
暗号資産の売却時
(借方)預金(取引所の口座Y) 900,000円
(借方)売却損 100,000円
(貸方)暗号資産 1,000,000円
銀行口座への送金時
(借方)預金(会社の口座X) 900,000円
(貸方)預金(取引所の口座Y) 900,000円
- 回答日:2024/08/25
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質問2)
上記ケース1,2 の③の部分の仕分けはそれぞれどのようになりますでしょうか?
↓
ケースA)12/1: 所有している暗号資産を全て売却し、110万円が口座に入る(10万円の利益)
仕訳:
売却時の仕訳は、以下のようになります。
暗号資産の売却時
(借方)預金(取引所の口座Y) 1,100,000円
(貸方)暗号資産 1,000,000円
(貸方)売却益 100,000円
銀行口座への送金時
(借方)預金(会社の口座X) 1,100,000円
(貸方)預金(取引所の口座Y) 1,100,000円
- 回答日:2024/08/25
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質問1)
上記ケース1の②の部分 freee にも10,000件の暗号資産売買の取引を会計仕訳としてfreeeに登録する必要がありますでしょうか。
↓
10,000件の暗号資産売買を個別に会計ソフト(例:freee)に登録する必要があるかどうかは、以下のポイントに依存します。
取引の規模と精度:
取引の量が非常に多い場合、個別の取引ごとに仕訳を行うのは現実的ではありません。クリプタクトのような専用のソフトウェアを利用して取引履歴を管理し、日々の損益や保有暗号資産の価値を確認しているのであれば、取引の総括的なデータを会計ソフトに反映させる方法が考えられます。
会計ソフトとクリプタクトの連携:
クリプタクトの集計データを基に、期末での評価額や売却時の損益などをfreeeに反映させることが可能です。つまり、売買履歴全体の集計結果としての損益額をまとめた仕訳を入力すれば良いことが多いです。
- 回答日:2024/08/25
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早速ご返信をいただきまして、ありがとうございます。
次の点につきまして、さらに質問がございます。
> 売買履歴全体の集計結果としての損益額をまとめた仕訳を入力すれば良いことが多いです。
これは取引の件数に依存しており、次のように考えておいたら良いでしょうか?
- 件数が多い場合は、期末にまとめ入力でも良い
- 件数が少なく手動での会計転記が可能な場合は、個別に入力する必要がある大変お手数ですが、よろしくお願い致します。
投稿日:2024/08/29
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