代行業者のポイントを使った仕入の仕訳について
お世話になります、弊社は今年から中国からの輸入販売業を始めまして、その仕訳について教えていただきたくご連絡しました。
【中国で輸入してから、楽天で販売するまでの流れ】
1. 輸入代行業者へクレカまたは銀行振込で支払い、代行業者固有のポイントに変える。
2. 商品を仕入れたタイミングで、商品購入代金がポイントから引き落とされる
3. 中国国内で指示書に従って、検品等のオプションの実施がされて、梱包される。
梱包された段階で、中国国内送料、オプション費用、国際送料(航空便または船便)を支払いし、ポイントから引き落とされ、日本向けに発送される
4. 関税の支払いをリアルタイム口座から実施する
【質問① 仕入れた商品をBS上の「商品」として管理し、毎月棚卸をするにはどうすればいいのか】
現状は仕訳をfreeeで下記のように実施しています。
・1. がfreeeの自動仕訳に載ってきた場合には、「仮払金」 として登録する
・2. は代行業者の支払い明細をもとに、「仕入」として登録する(相手勘定科目は、「買掛金」となる)
・3. も同上の処理とし、「仕入」として登録する
・4. 関税の仕訳を実施(輸入消費税(国税)、輸入消費税(地方消費税)、関税に分けて仕訳)
その上で疑問な点があるのですが
・今の仕訳だと、BS上では「仮払金」「買掛金」が膨らんでいます。毎月BSを見れば商品がどれだけあるのかを把握するために、仕入の相手勘定科目を「仮払金」とすれば、
BS上では代行業者のポイント残高が「仮払金」として表現され、在庫が「商品」として管理されるのではないかと想像しているのですが、freeeでどのように仕入の相手勘定科目を変更することができるでしょうか。
【質問② 上記取引それぞれの税区分について】
1~4. に関しては下記のように処理をしています。
・ポイントチャージ
「ポイントチャージ」支出/仮払金/輸対輸本
・ポイントからの支払い
「国際運賃の支払い」支出/荷造運賃/輸対輸本
「商品の購入」支出/仕入高/輸対輸本
「商品の検品費用(オプション)」支出/荷造運賃/輸対輸本
「割引」収入/仕入割引/輸対輸本
・関税の支払
「国税」支出/ 仕入高 / 課対輸税10%
「地方消費税」支出/ 仕入高 / 地消貨割10%
駄文で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
質問①について
仕入れた商品をBS上の「商品」として管理し、毎月棚卸をするためには、以下の方法を提案します。
ポイントチャージ時→「仮払金」勘定を使用(現状通り)
商品仕入時→「仕入」勘定を使用(現状通り)
毎月棚卸時に、以下のように仕訳を行います。
(借方)商品 XX円 / (貸方)仕入 XX円
送料等の支払い→「仕入」の相手勘定を「仮払金」に変更
関税支払時→現状通りの処理
この方法により、BS上で「商品」勘定に在庫金額が計上され、「仮払金」勘定にポイント残高が表示されます。freeeで仕入の相手勘定科目を変更するには、仕訳作成時に手動で勘定科目を選択するか、仕訳テンプレートを作成して使用することができます。
質問②について:
現状の税区分処理は概ね適切ですが、以下の点に注意が必要です。
ポイントチャージ→「輸対輸本」は適切
ポイントからの支払い→「輸対輸本」は適切
関税の支払
「国税」→「課対輸税10%」は適切
「地方消費税」→「地消貨割10%」は適切
ただし、輸入取引に関する消費税の仕入税額控除を適切に行うためには、以下の点に注意が必要です。
輸入者として輸入申告を行う必要があります。
輸入許可書等の保存が仕入税額控除の要件となります。
2023年10月1日以降は、適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応する必要があります。
これらの処理により、BS上で商品在庫を適切に管理し、正確な消費税の仕入税額控除を行うことができます。
- 回答日:2024/09/04
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ありがとうございます。
下記の操作ができずに困っています。取引はCSVで一括登録していますが、freeeの場合には、仕入高の相手勘定科目は自動で買掛金になると思いますが、相手勘定科目の一括変更、または仕入高の相手勘定科目のデフォルト変更の2つができるかなと思ったのですが、freeeのマニュアルを見ている感じだとできなさそうだったので、質問しています。> 送料等の支払い→「仕入」の相手勘定を「仮払金」に変更。この方法により、BS上で「商品」勘定に在庫金額が計上され、「仮払金」勘定にポイント残高が表示されます。freeeで仕入の相手勘定科目を変更するには、仕訳作成時に手動で勘定科目を選択するか、仕訳テンプレートを作成して使用することができます。
投稿日:2024/09/04
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