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事業に使用する食材(レシピ開発)の経理について

    昨年からフリーの料理家として自宅で
    レシピ開発の仕事をしております。
    気をつけるべき点なども含めてアドバイス頂けましたら幸いです。

    【ご相談内容】
    ①レシピ開発や試作に使用する食材の購入と経理
    ②棚卸しについて

    【相談内容詳細】
    ①現在週1回の買い出しでレシピ開発に関わるものとプライベート用の食材をまとめて家用のクレジットで購入しております。
    試作用食材にはレシートに◯をつけ、分けて計算し経費(消耗品費・事業主借)として計上しておりますがこの方法で問題ないでしょうか?
    (事業用の口座-クレジットは分けて作っており食材以外にかかる器など撮影小物などはきちんと分けて購入しているのですが、食材だけは混在させてしまっている状況です。また、試作後の料理は家のご飯の一部として消費しています)

    ②棚卸というのは料理家で言うとどのようなものが対象になるのでしょうか?
    使いかけの調味料や乾物食材なども対象になりますか?

    以上、よろしくお願い致します。

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

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    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    ③注意点まとめ
    事業用支出はできるだけ分けて管理
    経理作業が簡略化され、後からの確認が容易になります。

    試作品や材料の記録を詳細に残す
    試作の目的、完成品の写真、試作に使用した材料を記録することで、税務署への説明責任を果たしやすくなります。

    棚卸しの管理は適度に
    特に保存性の高い食材は、棚卸し対象として記録する必要があります。調味料や乾物を中心に整理しておきましょう。

    • 回答日:2025/01/19
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    ② 棚卸しについて
    料理家としての棚卸しは以下のようなものが対象になります。

    対象となるもの
    棚卸資産の定義
    年末時点で「まだ使い切っていないが事業に使う予定の材料」が対象です。具体的には以下を含みます:
    未使用の調味料(例:醤油、砂糖、オリーブオイルなど)
    使いかけの乾物(例:昆布、乾燥パスタ、小麦粉)
    保存がきく食材(例:缶詰、冷凍食品)

    棚卸しの方法
    年末に在庫をチェックする
    棚卸し対象の食材の数量や金額を確認します。使いかけのものは購入価格に基づき「使った分を引いたおおよその金額」で計上します。

    例:500円で購入した砂糖が半分残っている場合は250円として計上。
    棚卸表を作成する
    簡単な表でよいので、以下のように記録しておくと便利です:

    食材名
    年末時点の残量
    単価(または購入時価格)
    棚卸し金額
    経費に反映する
    年間の仕入れ合計金額から棚卸し金額を引くことで、実際の経費が計算されます。

    棚卸しが不要な場合
    食材の消費が少量であり、年末の在庫がほとんどない場合は、棚卸しを省略しても問題ない場合があります。ただし、税務署の指摘を受けないよう、年間の材料費と売上のバランスが大きく乖離していないことを確認してください。

    • 回答日:2025/01/19
    • この回答が役にたった:1
    • 棚卸しについて例を交えた説明
      とても参考になりました!
      これを機に棚卸し記録しておこうと思います!

      醤油のような調味料などは事業用と家庭用分けずに同じものを使用している状況です。
      その場合はどう管理するのが適切でしょうか。

      例えば、試作は1週間のうち3〜4日行うので使用量50%と計算しているという説明は認められるでしょうか。
      その場合、①調味料を購入する際は50%を経費として計上する。
      ②事業用クレジットと家庭用クレジット交互で購入する。
      いずれかの方法でも問題ないでしょうか。

      投稿日:2025/01/19

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    ① レシピ開発や試作に使用する食材の購入と経理について
    現在の方法はおおむね問題ありませんが、以下の点を注意してください。

    現状の方法のポイント
    レシートに印をつけて分けている点は適切
    試作に使用する食材を明確に区分し、経費として計上している点は問題ありません。ただし、税務調査時にその「試作用食材」としての合理性を説明できるよう、以下を意識してください:
    試作品のレシピや写真を保管しておく(いつ何のために試作したのか説明できるようにする)。
    プライベート用食材と分けた計算書を記録に残す。
    改善提案
    事業用のクレジットカードまたは口座で購入を一本化する
    現在、家用のクレジットカードを使用されていますが、事業用のクレジットカードまたはデビットカードを作り、可能な限り事業の支出を一本化することをお勧めします。これにより、経理作業が簡略化されます。

    試作後の料理の消費についての扱い
    試作後の料理を家の食事として消費する場合、「事業で使われた食材」として計上するのは適切です。ただし、税務署に説明できるように、試作品の記録や家族がどの程度消費しているかのメモを残しておくと安心です。

    • 回答日:2025/01/19
    • この回答が役にたった:1
    • 試作品については基本的に全て家族の食事として消化しておりますので100%ということになります。
      事業用クレジットで試作用の食材を購入→試作で余った食材を家用で消化。
      このような場合はどうすべきでしょうか?

      ひとつひとつ丁寧にお答え下さり大変参考になりました。
      ありがとうございます!!

      やはり購入時にクレジットを分けることは経理や管理がシンプルになりますし大事ですね。
      レシピや試作予定はスマホのメモ機能に記録してはいますがその点も改善していきたいと思いました。

      投稿日:2025/01/19

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