中古のiPadを105,983円で購入しました。
もうすぐ開業二年目を迎える個人塾を経営しています。10月末に中古のiPadを105,983円で購入しました。仕分けは工具器具備品で登録しました。10万円を超えてしまったので減価償却しなければならないなど、調べると難しそうなことが書いてあり困っています。freee会計ソフトを使ってどのように仕訳をして確定申告をすればよいのか教えていただけたら助かります。
■ iPadの会計処理(減価償却について)
iPadを105,983円で購入したため、原則として固定資産(工具器具備品)として計上し、減価償却を行う必要があります。ただし、10万円を超えているため、一括経費(少額減価償却資産や一括償却資産)として処理できるかどうかを検討することが重要です。
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■ 処理方法の選択肢
① 通常の減価償却(固定資産として処理)
耐用年数:5年(PC・タブレットの法定耐用年数)
【仕訳(購入時)】
借方:工具器具備品/105,983
貸方:普通預金(または現金)/105,983
【減価償却の方法】
freeeでは「定額法」で処理されるため、毎年の減価償却費は
105,983 ÷ 5年 = 21,196円(1年目は月割り計算)
1年目(10月購入の場合)
21,196 × 3/12 = 5,299円(10~12月分)
【仕訳(減価償却費の計上)】
借方:減価償却費/5,299
貸方:工具器具備品減価償却累計額/5,299
この方法では、5年間かけて費用計上することになります。
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② 少額減価償却資産(青色申告者限定、30万円未満の特例)
青色申告をしている場合、年間合計300万円以下であれば、10万円超の資産でも一括経費にできる特例があります(個人事業主も適用可)。
【仕訳(購入時に一括経費処理)】
借方:減価償却費/105,983
貸方:普通預金(または現金)/105,983
この方法を選択すれば、2024年の確定申告で全額経費計上できます。
freeeでの処理方法
1. 「取引の登録」で「経費」→「減価償却費」を選択
2. 取引内容を「iPad購入」などにする
3. 科目「減価償却費」、金額「105,983円」を入力
4. 仕訳登録する
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■ どちらの方法を選ぶべきか?
✓ 減価償却(①)を選ぶ場合
→ 収益が安定していて、将来的な節税を考えるなら分割計上
✓ 少額減価償却資産(②)を選ぶ場合
→ 収益が伸びていて、今年の経費を増やしたい場合は一括経費処理
青色申告なら②が有利ですが、白色申告の場合は①で処理することになります。
freeeでは、資産台帳の登録や減価償却の自動計算もできるため、①の処理をする場合は「資産台帳」へ登録しておくとスムーズです。
- 回答日:2025/01/29
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以下のヘルプページにも類似の事例が掲載されておりますのでご参照ください。
https://navi.freee.co.jp/scenes/95
- 回答日:2025/01/27
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こんばんは、税理士の川島です。
1.仕訳について
工具器具備品と仕訳をされているとの事ですので、レポート→試算表→貸借対照表→有形固定資産→工具器具備品の借方金額をクリックし、ipadがあるか確認して下さい。
2.固定資産台帳への登録
10万円を超えたものについては、固定資産台帳への登録が必要です。
確定申告→固定資産台帳→固定資産を登録をクリックして必要項目の入力をされて下さい。
下記にfreee会計の固定資産の登録についてのURLを添付致します。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/202847080--%E5%80%8B%E4%BA%BA-%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E8%B3%87%E7%94%A3%E3%82%92%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B-%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E8%B3%87%E7%94%A3%E5%8F%B0%E5%B8%B3
- 回答日:2025/01/27
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