現金の開始残高について
5月15日に開業した個人事業主です。
複式簿記で帳簿をつけることになり、現金の残高をはじめに入力するようなのですが、事業用の現金が手元にない場合は、0円でも問題ないものなのでしょうか。
プライベートの現金はあるのですが、これは含めないという認識でいいのでしょうか。
個人事業主の場合、事業用の現金とプライベートの現金をわけていない人が多いと聞きました。
ご回答いただければ幸いです。
■ 質問への回答
事業用の現金が手元にない場合、開業時の現金残高は0円で問題ありません。プライベートの現金は事業用とは分けて考えるのが一般的です。
- 回答日:2025/07/31
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回答した税理士
💡法人決算申告の単発依頼は15万円~(7月決算残り1枠、8月決算残り2枠)💡法人顧問2万円~、個人顧問1万円~ 埼玉県ふじみ野市の会計事務所
- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
回答者についてくわしく知る【回答】
→ 現金残高は0円で問題ありません。プライベートの現金は含めません。
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【補足解説】
1. 現金残高の扱い
→ 「現金」勘定は、事業用として管理している現金のみを記録します。
→ プライベートの財布にある現金は、開業時点では事業に関係ないため「0円」で記帳します。
2. プライベート現金を事業に使うとき
→ あとから私用現金を事業に使った場合は、次のような仕訳をします。
【借方】現金 ××円
【貸方】事業主借 ××円
→ これは「事業主が自分のお金を事業に貸した」とみなす処理です。
3. 個人事業主の実態として
→ 事業とプライベートの現金を分けていない人も多いですが、帳簿上はできる限り分けて管理した方が正確で、税務調査にも強くなります。
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【まとめ】
• 開業時の現金残高がゼロなら、そのまま「現金 0円」で帳簿を開始してOK。
• プライベートの財布の中身は、開業時点では帳簿に含めない。
• 事業に使う場合は「事業主借」で記帳する。
- 回答日:2025/05/21
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