経理・記帳・仕訳に関する質問｜質問No.19408

経費（費用）と損金の言葉の違いから理解されるとよいかと思います。
経費（費用）とは会計上の言葉で、損金とは税金計算上の言葉です。
会計の目的は経済活動を記録して利害関係者（株主や銀行など）に対して報告することです。一方、税金計算では公平な課税が求められます。

そこで、会計上の経費にはなるが税金計算上では損金とならないものがいくつか存在しますが、その中のひとつが交際費ということです。

交際費は法人税法上では原則損金不算入となりますが、中小企業者等については年800万円までは損金算入が認められています。詳細は下記を参照ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5265.htm

• 回答日：2025/06/01
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おはようございます、税理士の川島です。

交際費は経費だと思いますが損金不算入の、意味がわかりません。
→経費・損金については他の先生がご回答されていますので、法人税法上の交際費の解釈について記載させて頂きます。
交際費課税（損金不算入）は、企業に節約を求め内部留保を充実させ、企業の体質の強化を図るという趣旨から設けられたものです。

税は、「公平・中立・簡素」を原則とした税の制度としています。
・公平の原則
　経済力が同等の人に等しい負担を求める「水平的公平」と経済力のある人により大きな負担を求める「垂直的公平」があります。
　近年は、「世代間の公平」が重要となっています。
・中立の原則
　税制が個人や企業の経済活動における選択を歪めないようにします。
・簡素の原則
　税制の仕組みをできるだけ簡素にし、理解しやすいものにします。
※税は、以降は国税庁ＨＰより

とある通り、公平・中立・簡素に課税することを目的としています。そのため、会計上の経費の考え方と違っているため、基本的に別表上損金不算入となります。

• 回答日：2025/06/02
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趣旨などは、以下が参考となります。
https://www.freee.co.jp/kb/kb-accounting/social-expenses/

• 回答日：2025/06/02
• この回答が役にたった：1

具体的な計算方法は以下となります。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5265.htm

• 回答日：2025/06/02
• この回答が役にたった：1

以下に詳細を説明させていただきます！

■ 経費（会計上）とは？

企業が業務上使った支出で、利益を計算する際に差し引くもの。

➡ 交際費（取引先との飲食代など）も、会計上は「経費」として処理します。

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■ 損金（税務上）とは？

税務計算で「法人の利益（課税所得）」から差し引いてよい支出のこと。

➡ 税金を計算するときに、損金に入れられる支出と入れられない支出がある
（＝ここが“損金不算入”のポイントです）

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💡 つまり…

交際費は「会計」上は経費だが、税務では全部が「損金」として認められない
→ だから、「損金不算入」という調整が必要になるのです。

• 回答日：2025/06/01
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