ハンドメイド原価計算
ハンドメイドでメッセージカードなどを販売しています
画用紙1枚から花のモチーフをカットすると15枚くらい取れるのですが、100均の画用紙10枚入を使うと原価が0.7円くらいになり、カットした花にインクでグラデーションするのですがそのインク代やボンド45gを購入して少し使うだけなので計算が分かりません
お花1個の値段を50円で計算すれば良いと言われたのでが
それで原価計算してもよいのでしようか?
助けてください
画用紙の原価計算についてです。100円ショップで購入された10枚入りの画用紙1枚から花のモチーフが15枚取れるとのことですので、例えば画用紙が税込110円であった場合、画用紙1枚あたりは11円となります。そこからモチーフ15枚が取れるのであれば、モチーフ1枚あたりの画用紙代は約0.73円(11円 ÷ 15枚)と計算できます。ご自身で計算された0.7円という金額も、このような実際の購入価格と使用量に基づいたものであれば、合理的な算定方法と言えます。
インク代やボンド代のように、1つの製品を作るためにごく少量しか使用しない材料の原価計算についてです。これらの材料費も、原則としては製品1単位あたりに消費された量を合理的に見積もり、原価に算入する必要があります。具体的な方法としては、以下のようなものが考えられます。
購入単位あたりの使用可能総量からの按分: 例えば、インクを1つ購入した場合、そのインクでおおよそ何個の花にグラデーションを施せるかを見積もります。仮にインクが550円(税込)で、おおよそ1000個の花に使用できると見積もるのであれば、花1個あたりのインク代は0.55円(550円 ÷ 1000個)となります。ボンドについても同様に、1本の内容量と価格から、1つの花に使用するおおよその量を算出し、単価を計算します。
一定期間の消費実績からの按分: 例えば、1ヶ月間で使用したインクやボンドの総購入額と、その期間に製作した花の総個数から、花1個あたりの平均的な材料費を算出する方法もあります。ただし、この方法は月々の生産量に大きな変動がない場合に有効です。
これらの方法は、ある程度の推定が入ることは避けられませんが、ご自身で実際に作業される中で、できる限り実態に近い数値を把握しようと努めることが大切です。
さて、ご質問の「お花1個の値段を50円で計算すれば良い」というアドバイスについてですが、この「50円」が何を指し、どのような根拠に基づいているのかを確認する必要があります。もし、この50円が材料費のみを指しているのであれば、画用紙代が1円未満であることを考えると、残りの大部分がインク代やボンド代ということになり、一般的な感覚からはやや高額に感じられます。税務上、経費(売上原価)として認められるためには、その計算根拠が合理的であることが求められます(所得税法第37条、法人税法第22条参照)。したがって、単に「言われたから」という理由だけで50円を原価とすることは、税務調査等で指摘を受ける可能性も否定できません。
そのアドバイスをされた方が、どのような意図で50円とされたのか(例えば、材料費だけでなく、製作にかかる手間賃やその他の経費まで含めたおおよその製造原価の目安なのか、あるいは販売価格から逆算した目標原価なのかなど)をご確認いただくことをお勧めします。もしそれが材料費としての根拠に乏しいものであれば、上記のような方法でご自身で実際の材料費を積み上げて計算する方法がより適切です。
- 回答日:2025/06/24
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詳しくありがとうございました
ハンドメイドでわからないことたくさんありますハンドメイドの制作の人件費の計算はどのようにしたら良いですか?
市の最低賃金で計算すると
凄く高い商品になってしまいます
お花や葉っぱを貼り付けたメッセージカードの販売をしてますが単価は680円ほどで考えています
作業時間はひとつ作るのにカットから色付け貼り付けたりすると15分から20分かかります
材料(主に100均のもの)の原価は台紙とお花や葉っぱを計算すると16円となりました
販売価格-(原価+人件費)=利益の考え方であってますか?投稿日:2025/06/25