3〜5月の出荷分を6月にまとめて売上計上しても良いか。
青色申告(農業)をしています。
3〜5月の間、ほぼ毎日取引先へ農産物を出荷しています。
単価は6月にまとめて発表され、支払いも6月に一度だけあります。
この場合、freeeへの売上登録は、6月に金額が確定した時点で3〜5月分をまとめて1件の取引として売掛金計上し、その後入金日に消し込む方法で問題ないでしょうか。
それとも、6月まで単価がわからないため実際に取引のある3〜5月中に記帳ができない状況でも、出荷日ごとに取引を登録しなければならないでしょうか。
実務上の正しい処理方法について教えてください。
今回のように単価確定まで見積もり不能な場合は、6月にまとめて売掛金計上 → 入金で消込で問題ありません。
- 回答日:2025/08/12
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ご回答ありがとうございます。
ぜひ参考にさせていただきます。投稿日:2025/08/12
農産物の売上計上について、3~5月の出荷分を6月にまとめて計上する方法は、税法上認められません。
所得税法では、収入はその権利が確定した時点で計上する「権利確定主義」が原則です。農産物の販売の場合、原則として買主に引き渡した日(ご相談のケースでは「出荷した日」)に売上を計上すべきとされています。[4][5][6][7] そのため、3月に出荷した分は3月の売上、4月に出荷した分は4月の売上として、各出荷日が属する月に計上するのが正しい処理です。
ご提案の方法は、所得の帰属する期間をずらすことになり、青色申告で求められる「正規の簿記の原則」にも反する可能性があるため、税務調査で指摘されるリスクがあります。
実務上は、6月に単価が確定した後、会計ソフトで取引日を実際の出荷日に遡って入力するのが原則です。毎日の入力が煩雑な場合は、各月ごと(3月分、4月分、5月分)にまとめて、それぞれの月の末日付で計上する方法も考えられます。この方法であれば、所得の帰属月がずれる問題は生じません。
- 回答日:2025/08/11
- この回答が役にたった:1
ご回答ありがとうございます。
ぜひ参考にさせていただきます。投稿日:2025/08/11