1. 税理士TOP
  2. 税理士相談Q&A
  3. 経理・記帳・仕訳
  4. 立退料の受け取りの際の処理について

立退料の受け取りの際の処理について

    自宅兼作業場として使用している賃貸物件が建て替えすることになり、
    それに伴い、引っ越し費用などを補償するための立退料を受け取りました。

    受け取った銀行口座も事業用とプライベート兼用している状態です。
    この場合、銀行口座の勘定項目はどのように処理したらよいでしょうか。

    また、こちらを確定申告の際は一時所得として申告するという認識であっていますでしょうか。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    自宅兼作業場の立ち退きで受け取った立退料は、その性質に応じて按分し、確定申告する必要があります。

    まず、受け取った立退料と引っ越し費用を、作業場と自宅の使用面積比など客観的で合理的な基準で「事業用」と「家事用」に分けます。

    【税務申告】

    事業用部分: 立ち退きによる事業収入の減少や経費を補填する部分は「事業所得」となります。立退料を「雑収入」、引っ越し費用を「経費」として計上します。
    家事用部分: 上記の事業用部分などを除いた金額が「一時所得」に該当します。 立退料から引っ越し費用を差し引いた額が、一時所得の特別控除50万円以下であれば課税されません。
    【会計処理】 兼用口座への入金時は、一旦全額を「事業主借」で処理します。決算時に、按分計算した事業用部分を「雑収入」に振り替えて計上するのが一般的です。

    税務調査に備え、立退料の契約書や引っ越し費用の領収書、按分の根拠とした面積などが分かる資料は必ず保管してください。

    • 回答日:2025/08/13
    • この回答が役にたった:1
    • 早速のお返事をありがとうございます!

      今回はかなり差し迫った退去の期日を申し受けており、
      どちらかというと慰謝料的側面も多いように感じています。
      この場合でも事業用に按分するのが一般的でしょうか。
      どうぞよろしくお願いいたします。

      投稿日:2025/08/13

    必須

    あと

    必須

    質問投稿者以外は返信できません。メールアドレスは質問者の確認のみに利⽤します。

    回答した税理士

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 東京都

    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    回答者についてくわしく知る

    質問への回答を投稿してください

    あと

    タグ指定・タグ変更

    タグのみ変更する場合は変更するタグを選択し、投稿内容は何も書かずに「投稿する」ボタンを押してください。

    freee