委託販売の会計処理について
海外の取引先から雑貨の販売の委託<受託販売>を受けているのですが、受託販売分の会計処理はどうしたらいいですか。
受託販売(委託販売)の場合、受託者は商品を預かり販売する立場であり、販売するまでは自己の在庫とはなりません。したがって、販売時点での会計処理が重要です。
まず、販売が成立した際には「売上」ではなく「受託販売手数料収入」として処理します。売上代金を一旦受け取る場合は、委託者への「預り金」として処理し、後に送金する際に預り金を減額します。
<仕訳例>
販売価格10万円、手数料1万円(消費税別)の場合:
①売上時
(借方)現金 110,000/(貸方)預り金 110,000
②手数料計上
(借方)預り金 11,000/(貸方)受託販売手数料収入 10,000
/仮受消費税 1,000
③送金時
(借方)預り金 99,000/(貸方)現金 99,000
商品は在庫に計上せず、販売後の手数料のみを収益とします。
- 回答日:2025/08/04
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