事業主借の年度末処理について
私はプライベート用口座しか持っておらず、経費はすべて「事業主借」で処理しております。
【借方】経費 〇〇〇円 【貸方】事業主借 〇〇〇円
こちらは年度末にまとめて「事業主貸」で相殺する認識でよろしいでしょうか?
【借方】事業主貸 (事業主借の総額)円 【貸方】普通預金 (事業主借の総額)円
「事業主借」は事業主が自己資金で事業経費を立て替えたことを表す勘定科目です。したがって日常仕訳として【借方:経費/貸方:事業主借】と処理するのは適切です。年度末において必ずしも「事業主貸」でまとめて相殺する必要はありません。というのも「事業主借」と「事業主貸」は、個人事業と事業主本人との資金のやりとりを記録するための科目であり、最終的には残高があっても差し支えないからです。もし実際に事業用口座や現金から立替分を精算するなら【借方:事業主貸/貸方:普通預金】で処理しますが、精算しないまま年度をまたいでも問題ありません。無理に決算整理仕訳を入れる必要はなく、残高は翌期に繰り越されます。したがって「まとめて相殺」というより、実際の資金移動があるときのみ「事業主貸」を計上する、という理解が正確です。
- 回答日:2025/08/26
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