業務請負をやっていますが、元請けとの取引時の仕訳について
下請けとしてエンドユーザーから回収した日々の売上金を全額、元請けの口座に振り込むのですが、その際の仕訳について教えてください。また、その振り込んだ売上金から紹介料等を差し引いた金額が、翌月自社の口座に振り込みがあります。その際の仕訳も教えてください。
ARDOR税理士事務所 / 株式会社ARDOR
下請け側の仕訳としては、次のとおりとなります。
契約形態などにより会計処理が異なる場合がありますので、ご留意ください。
1. エンドユーザーから回収時;
(借方)現金及び預金 1,000 / (貸方)売上高 1,000
2. 元請けへの支払時※;
(借方)売上預け金 700 / (貸方)現金及び預金 1,000
支払手数料 300
※ 紹介料等は、売上高の30%と想定しています。
3. 元請けからの入金時;
(借方)現金及び預金 700 / (貸方)売上預け金 700
以上、参考になれば幸いです。
- 回答日:2022/08/24
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エンドユーザーとの契約主体が元請会社である場合か、質問者様の場合かによって異なります。
例えば回収金額100、紹介手数料20だとすると
契約主体が元請会社である場合には、
回収時=現預金100/預り金100
振込時=預り金100/現預金100
入金時= 現預金80/売上高80
契約主体が質問者様の場合、
回収時=現預金100/売上高100
振込時=仮払金100/現預金100
入金時= 現預金80/仮払金100
支払手数料20/
どちらも質問者様の損益は80となりますが、前者はあくまで元請けからの仕事をしたことに対して売上高が80に対し、後者は質問者様が売上高100を計上したのち、紹介手数料20を支払うという形になります。消費税の課税事業者である場合には差が生じることになります。
- 回答日:2022/08/14
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