確定申告に関する質問｜質問No.16473

以下、ご質問について整理しつつ回答します。

1. 昨年度の収入分について修正申告すべきか
昨年度の分配金（67円を含む1200円の大半）が昨年度に該当する場合でも、修正申告が必要かどうかは次の要素を考慮して判断します

- 重要性の観点
　分配金の総額が67円程度であり、税務上の影響が極めて小さいため、税務署が実務的に重要性を問題とする可能性は低いです。この場合、修正申告をしなくても問題となる可能性はほぼありません。

- 法的な厳密性
　収入が昨年度の分である場合、厳密には修正申告が必要ですが、金額が非常に小さいため、「見過ごし可能」と考えるのが一般的です。

結論としては、修正申告は「しなくても問題になりにくい」と考えられます。ただし、万が一将来の税務調査を懸念する場合は、修正申告を行っても良いです。

2. 今年度の売上としての処理（来年度の受け取り予定）

LINEスタンプの売上について、「分配金をまだ受け取っていないが来年度受け取る予定」ということから、今年の確定申告時の売掛処理**について以下の選択肢があります。

a. 現金主義で処理する場合
もしあなたが現金主義（収入が実際に振り込まれたタイミングで収入計上）を採用している場合、今年は分配金を収入として記載しないで問題ありません。実際に受け取った来年度に、収入として計上します。

b. 発生主義で処理する場合（売掛として処理）
発生主義では、売上が発生したタイミング（今年度）で収入を計上する必要があります。振込が来年度の場合、今年度の売掛金（未収金）として記載し、来年度に受け取った際に未収金を消す処理を行います。

【今年度の仕訳例】
（発生時）：
未収金　1,200円　/　売上　1,200円

（来年度振込時）：
現金　600円　/　未収金　1,200円
雑費（手数料）600円

おすすめの対応
LINEスタンプの収入は少額であり、煩雑な手続きが負担となる可能性があります。以下を参考にしてください。

1. 現金主義の採用
　現金主義を採用している場合、今年度は申告せず、来年度に実際に振り込まれた分のみを収入計上すれば十分です。特に、小規模な個人事業主や白色申告者において、現金主義は簡易な処理方法として認められています。

2. 分配金にこだわりすぎない
　金額が非常に小さいため、税務署の実務上の対応としては、売上計上時期について厳密な指摘が入る可能性は低いです。

まとめ
- 修正申告は不要。
- 今年度の確定申告では、現金主義なら来年度受け取った時点で計上。発生主義なら今年の売掛金として計上。
- 現金主義で処理する方が手続きが簡単でおすすめ。

• 回答日：2024/12/04
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