固定資産:このようなエラーが出るのですがどうしたらいいのでしょうか?「少額償却の場合、期首残高には0か取得価額と同じ額を入力してください。」
開業前に購入したiPadを少額償却しようと考えています。
しかし、以下内容で償却方法を少額償却しようとすると「少額償却の場合、期首残高には0か取得価額と同じ額を入力してください。」というエラーが出ます。
この場合、期首残高は購入費の190,300円を記載すべきなのでしょうか?それとも、取得価額を162,548円にすべきなのでしょうか?
【状況】
・形態:個人事業主
・開業日:2021/5/1
・iPad購入日:2020/10/20
・iPad購入費:190,300円
【固定資産台帳に登録している内容】
取得日:2020/10/20
事業供用開始日:2021-05-01
取得価額:190,300円
勘定科目:工具器具備品
期首残高:162,548円(取得価額から減価償却費の累計額を引いた金額)
freee等の会計ソフトで「少額償却」を選択する場合、固定資産の「期首残高」には、0円または取得価額と同じ金額(今回であれば190,300円)を入力する必要があります。
少額償却は定額法等と異なり、定められた方法で一括償却または短期償却する制度であり、減価償却累計額を考慮した帳簿残高(例:162,548円)を期首残高に設定することは認められていません。
したがって、エラーを解消するには、期首残高を190,300円に修正してください。また、iPadは開業前購入であっても、開業後に事業用として使用開始していれば「事業供用開始日=2021年5月1日」として、当該年度に一括償却することが可能です。必要に応じて「開業費」として処理する方法も検討できます。
- 回答日:2025/08/04
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