繰延資産が誤っていたため、修正したいです。
繰延資産が誤っていたため、修正したいです。
おそらく開業資産が誤っていたため、2-3年ほど誤って繰延されていたと思いますが、修正方法がわかりません。
ご教授いただければ幸いです。
繰延資産に残高が残っている場合:
→ 誤りに気づいた年度に一括で償却してしまう(「繰延資産償却/繰延資産」)。
すでに償却が進んでいる場合:
→ 償却の仕方が誤っていても、原則は訂正しません。そのまま償却を終わらせるか、残高を一括償却する方法が多いです。
税務的に問題になるかどうか:
→ 繰延資産はそもそも任意計上なので、通常は過大経費や課税逃れでなければ大きな問題にはなりにくいです。
- 回答日:2025/09/21
- この回答が役にたった:1
繰延資産には2種類あります。一つは会計上の繰延資産で、次の支出が該当します。
創立費・開業費・株式交付費・社債発行費・開発費
会計上の繰延資産は任意償却が認められていますので、2~3年分をまとめて償却するか、これから償却するかなど選ぶことができます。
もう一つは税務上の繰延資産で、次の支出が該当します。
公共的、共同的施設の設置又は改良のために要する費用・建物等を賃借するために支出する権利金等・役務提供を受けるための権利金・広告宣伝用資産を贈与したことによる費用・その他、自己が便益を受けるための費用
税務上の繰延資産は、それぞれ定められた償却期間で均等償却をすることになります。(20万円未満の支出は支出した年度に一時の損金処理ができます。)
償却期間は細かく規定されているので、詳しくは、法人税基本通達第8章「繰延資産の償却」で確認してみてください。
御社が中小企業であれば、企業会計原則で過年度損益修正の処理が認められていますので、今年度にまとめて損金処理を行う事が可能です。
- 回答日:2025/09/22
- この回答が役にたった:0
借方 繰延資産償却費 / 貸方 繰延資産
と仕訳を入力いただければと思います。
- 回答日:2025/09/22
- この回答が役にたった:0
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知る