開業費の計上、仕分けについて
昨年、年度途中から開業致しました。開業日までに使用した費用は全て開業費で計上するようお聞きしたのですが、開業費の一部に機材が入っており、クレジットの分割購入したものがございます。その場合はどう計上して仕分け処理をしたらよいのか教えていただけますでしょうか?宜しくお願い致します。
また開業費の中に改装費も含めてよろしいでしょうか??宜しくお願い致します。
開業準備中に支出した費用は、原則「開業費」として繰延資産に計上できます。仕訳は「開業費/現金・預金・未払金」などとし、後に任意のタイミングで償却(費用化)します。ご質問の機材購入については、まず資産性があるか否かを区分します。10万円未満の少額資産であれば開業費に含めても差し支えありませんが、10万円以上で耐用年数が1年以上ある場合は固定資産(備品等)として計上し、減価償却により費用化します。クレジット分割購入時は、購入時点で全額を「未払金」として計上し、支払の都度「未払金/普通預金」で処理します。改装費については、その性質に応じて区分されます。建物価値を高める工事は「建物」等の資産計上、原状回復や内装変更など性質により「繰延資産(開業費)」や「修繕費」と判断されます。従って、開業費に含められるのは「資産性のない準備的な支出」に限られる点に注意が必要です。
- 回答日:2025/08/18
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