「株取引における損失の繰越について」| 税理士相談Q&A by freee

株取引における損失の繰越について

株取引における損失の繰越について

株取引における損失は確定申告することによって繰越ができる認識です。
配当による利益と株式譲渡による損失があります。

たとえば、配当による利益が50万円、
株式譲渡による損失が100万円だった場合、

繰越できる損失は50万円となるのでしょうか？
それとも、それぞれ別に計上されてしまうのでしょうか？

妻の証券口座にて上記の状況に近いことが発生し、トータルすると損失ですが、別計上されると扶養から外れてしまうのではないかと考えています。

お忙しい中恐れ入りますが、ご教示いただけると助かります。

税理士(登録番号: 134162)

上場株式の譲渡損失と配当所得は損益通算できます。
もし、証券口座が特定口座であれば、金融機関が自動的に損益通算して年間取引報告書を送ってきますので、そこでも確認できます。

税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

株取引の損益は「譲渡所得」と「配当所得」で異なる扱いです。損失の繰越控除は譲渡所得にのみ適用され、配当所得とは相殺できません。そのため、配当所得50万円は課税対象となり、扶養判定にも影響します。