トレカは課税対象ですか?
メルカリでアイドルのトレカ(自分の好きなメンバー以外)を売っていたら売上が20万を超えてしまいました。
転売では無く、あくまでも大量に購入したCDの内要らないメンバーだけを出品した形でして、CDの購入額のほうが高いです。ですがレシートは処分済の為CDの購入の証明になるものがアプリの購入履歴しかありません。
また継続的にCDの販売がありますので2ヶ月に1回ほど発売される度に50品ほど出品しております。
これは継続的な転売とみなされてしまうのでしょうか?
当方学生で、扶養を超えない範囲内でアルバイトをしております。
ARDOR税理士事務所 / 株式会社ARDOR
ご回答申し上げます。
継続的な取引(転売)であるかについては議論の余地はございますが、利益を目的とした取引ではないため、事業所得ではなく、譲渡所得に該当いたします。
譲渡所得は、1出品当たりの売却金額が30万円以下であれば、生活用動産とみなされ課税対象外となります。多数の出品により売上が20万円超とのことなので、1出品当たりの売却金額が30万円超のトレカはないかと存じますので、確定申告の必要はございません。
以上、ご参考になりますと幸いです。
- 回答日:2023/03/29
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直接当てはまるわけではありませんが、
年間に計67回にわたって中古品を販売していた事例において、国税不服審判所平成23年6月17日裁決は、その販売の回数、方法、態様等にかんがみると、生活用品としての時価相当額による売買の域を超えて、時価相当額を上回る付加価値付きの価額で販売する行為ということができるから、生活用動産の譲渡による所得を非課税とした趣旨にかんがみても、譲渡による所得は、所得税法上の生活に通常必要な動産の譲渡による所得に当たらない旨裁決している事例があります。
何回までなら大丈夫とか、何円までなら代という、具体的な数値基準を国税庁が明示しているわけでは無いことから、税務調査等での判断はケースバイケースになってしまうのが現状だと思われます。
- 回答日:2023/08/08
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下記も参考になさっていただけましたら幸いです。
下記も参考になります。
実務上はグレーゾーンになりがちといえます。
「そうすると二通りの解釈が合理的に可能であって、個人的に収集していた T シャツ、スニーカー、キャラクターグッズ等をフリマアプリ等を使って譲渡した場合でも、それらの品物が生活用動産である限りは、非課税となるという解釈と、他方、生活用動産であっても、それに(容易には手に入らないものを販売するという)新たな付加価値をつけて、営利を目的として継続して譲渡している場合には、事業所得又は雑所得の課税対象となり、売主が主としてその販売により生活の糧を得ている場合には事業所得、そうでない場合には雑所得となるとの解釈も成り立つように思われるのである。 」
「現在は、フリマアプリ等の譲渡手段を使うことにより、生活用動産を譲渡することが一般的に可能となっており、かつ、買手の嗜好、価値観といった心理的要因によって、どのような生活用動産であれ突然として高付加価値がつくことが起こっている。こうした事情は、生活用動産の譲渡に係る非課税規定が創設された頃にはほとんどなかったことなので、現在では、生活用動産の譲渡であるからといって、一般的に非課税所得とするのが適切かどうかを再検討する必要があるのではないかと考える。 」
国税庁
生活用動産の譲渡益や学資貸与の債務免除益に所得税は課されるか
―非課税所得をめぐる個別的検討―
明治大学大学院法務研究科(法科大学院)教授 岩﨑政明
https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/kokai/pdf/0022010-104_02.pdf
- 回答日:2023/07/25
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