日当に関して
出張時の日当の考え方について教えて下さい
例えば出張の際は日当として〇〇円支払う
と決めたとします
この日当というのは御駄賃?のような感じで、例えばその出張の際に実際に掛かった飲食代などは別で精算してもいいものなのでしょうか?
それともそういった飲食代を生産するのが面倒なので、定額で日当として渡す、ということでしょうか
つまり
1, 日当1万円を渡し、それプラスで飲食代3,000円はそれで経費にする
→会社の経費は13,000円
又は
2, 日当1万円を渡し、その中から飲食代などを払ってもらう
→会社の経費は10,000円
のどちらでしょうか?
日当と食事代の二つを支給することは望ましくなく、
いずれかにするとよろしいかと考えます。
- 回答日:2025/07/29
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回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知る日当とは、出張時に発生する雑多な支出(軽食代、移動中の飲料代、ちょっとした通信費など)をカバーするために、会社が定額で支給するものです。基本的には「領収書を出さなくてもよい費用の補填」として扱われます。
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【主な運用パターン】
1. 日当方式(定額のみ)
・あらかじめ「出張1日につき〇円支給」と決めておく。
・この日当の中に、個人負担の細かい支出を含むものとみなす。
・原則として、実費での飲食代や雑費の別途精算はしない。
・例:日当10,000円支給 → 経費は10,000円で完結。
2. 実費精算方式
・出張で使った費用は、全て領収書を集めて精算する。
・日当は支給しない。
・例:飲食代3,000円、雑費500円など → 合計3,500円を経費精算。
3. 混合方式(日当+一部実費)
・日当を支給しつつ、宿泊費や交通費など大きな支出は領収書で精算。
・ただし、日当と重複するような支出(飲食代など)を別途精算すると、税務上「二重経費」として否認されるおそれがある。
・例:日当10,000円+宿泊費(領収書あり) → 飲食代の別途精算は慎重に。
よくある誤解は
× 日当は“ご褒美”や“手当”ではない。
○ あくまで、実費精算が難しい支出のカバーとしての定額支給。
- 回答日:2025/07/28
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出張時の日当は、その旅行に伴って発生する昼食代などの追加的な実費を補填する目的で支給されるものです。そのため、税法上は、日当の中から個人の飲食代を支払うことが想定されています。
したがって、日当と飲食代をそれぞれ別に経費として精算することは、費用の二重計上とみなされる可能性が高いです。所得税法上、日当が非課税とされるのは「その旅行に通常必要と認められる」範囲内に限られます。日当とは別に飲食代を支給すると、その飲食代相当額が実費弁償の範囲を超えた経済的利益、すなわち給与として扱われ、源泉所得税の課税対象となるリスクがあります。
日当制度を適切に運用するには、全従業員に適用される客観的な旅費規程を整備し、社会通念上妥当な金額をその規程に基づき支給することが不可欠です。なお、取引先との接待飲食費などは、個人の食事とは区別し「交際費」として別途精算することが可能です。
- 回答日:2025/07/28
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