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在庫の金額の辻褄が合わない場合の対処法

    小規模な塗装屋(法人)をやっています

    お恥ずかしながら、今までは材料の棚卸しを適当にやっていました

    前期末の材料の金額が5万円で申告しました

    それで、今期は30万円材料を仕入れました

    今期はしっかり棚卸しをやることにしたら在庫金額が50万円ありました

    すると辻褄が合わないことになりますが、こういう場合実務的にはどうするのが一般的でしょうか

    棚卸は毎期洗い替え(前期に5万円の棚卸があった場合は、翌期に5万円の棚卸を原価に戻して、また期末の棚卸、50万円を棚卸として計上して原価から差し引く。)になります。ご質問の金額で当期の原価を計算すると5万円+30万円−50万円となり計算上15万円のマイナス原価となります。(ケース1)
    この場合は、実務上、前期末の棚卸金額を合理的に見積もって5万円との差額を、当期に 商品/雑益(前期損益修正益) として計上(ケース2)すれば、最終損益は(ケース1)と同じになり、当期の棚卸もマイナスにはなりません。
    計算例:(ケース1)売上100万円 原価5万円+30万円−50万円=▲15万円
             利益115万円
        (ケース2) 前期棚卸の差額が20万円として
             売上100万円+前期損益修正益20万円=120万円 
             原価5万円+30万円+20万円-50万円=5万円
             利益115万円
    よろしくお願いします。

    • 回答日:2025/10/15
    • この回答が役にたった:1

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    原則的には、過年度決算の修正をすることになります。
    実務的には、金額の重要性がない場合には、
    当期末において、過年度修正損益などを雑損益などで調整することになるかと考えます。

    • 回答日:2025/10/15
    • この回答が役にたった:0

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    在庫5万円とした前期の棚卸が誤りだった可能性が高いため、前期を訂正(修正申告)するのが理論上は正しい対応です。
    ただし、今期の期末棚卸を50万円で計上し、「今期から正しい方法に改めた」とする実務対応も広く行われており、この場合でも税務上問題視されることはほとんどありません。

    • 回答日:2025/10/15
    • この回答が役にたった:0

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