撮影のヘアメイクと美容師を個人とマイクロ法人に分けることは可能ですか?
モデル、タレントさんの撮影のヘアメイクと一般のお客様を相手にカットなどをする美容師で個人とマイクロ法人に分けたいと思っております。可能でしょうか?
(私は、国家資格の必要な美容師と資格のいらないヘアメイクは、業種が違うと思っております。)
売上高も経費も、それぞれの事業毎に客観的に区分することができるのでしたら、別の事業内容と考えられると思います。売上高や経費の区分が不明確になりそうであれば、別の事業であると主張は難しいと思います。
- 回答日:2023/05/09
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個人から法人へ支払費用の経費性や恣意的な経費額決定していないことを税務調査等で説明できるかどうかだと思います。
参考として大阪地方裁判所・平成30年4月19日判決で個人事業主が法人に業務委託費の経費性を否認された事例をご紹介します。
↓
「本件外注費を原告の事業所得に係る必要経費として認めるとすると、個人事業主(農家、個人商店など)と同族会社の代表者を兼務する者の場合、事業主自身が従事する業務を会社に外注し、その外注費を支払うことにすれば、本来は必要経費に算入することのできない事業主自身の労働の対価を、個人事業の必要経費とすることができることとなり、ひいては、税額の自由な操作を許すことになりかねないのであって、租税法の根本原則に反する不合理な結論となることは明らかである。」
- 回答日:2023/09/17
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