扶養控除・税金・奨学金への影響に関するご相談(大学生/片親世帯)
私は現在大学生で、今年は長期インターンシップ等の収入があり、年間の給与収入が180万円程度になる見込みです。
片親と同居しており、扶養に入っております。
また、扶養している親にはもう一人学生の家族がおります。
ご相談したい内容は以下の通りです。
この場合、扶養に入っている私の収入増によって、親にどの程度の税金負担(所得税や住民税)が発生するのか。
扶養控除の適用有無や税額の目安について。
私は給付型の奨学金も受給しており、今回の収入増により打ち切られる可能性はあるか。
もし打ち切られる場合、今年は収入制限を気にせず稼ぎきってしまった方が良いのかどうか。
以上につきまして、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
今年の給与収入が180万円の場合、給与所得控除後の所得は約112万円となり、親の扶養控除(所得税38万円・住民税33万円)は適用外となります。これにより親の税負担は、所得税率5%の場合で約1.9万円、住民税率10%で約3.3万円、合計約5万円増える見込みです(他の所得や控除状況により変動)。また、103万円超で親の配偶者控除・扶養控除は使えず、130万円超で健康保険の扶養からも外れる可能性があります。給付型奨学金は多くが本人所得基準(例:年間約138万円超)で減額・打切りとなるため、制度の収入計算方法(総支給額か所得額か)を必ず確認してください。もし今年既に基準超過が確実なら、打切りは避けられないため、来年度以降の基準クリアを優先しつつ、今年は稼ぎ切る選択も一案です。親の税額増・社会保険料・奨学金条件を総合的に試算の上判断しましょう。
- 回答日:2025/08/14
- この回答が役にたった:1
ありがとうございます!
ご参考にさせていただきます。投稿日:2025/08/14
■ 扶養控除と税金負担について
扶養控除は、扶養親族の合計所得金額が48万円以下の場合に適用されます。年間の給与収入が180万円程度の場合、給与所得控除を考慮すると合計所得金額が48万円を超えるため、扶養控除の適用は受けられません。これにより、親の所得税や住民税の負担が増加する可能性があります。
■ 奨学金について
給付型奨学金は多くの場合、所得制限があります。収入増により所得制限を超えると、奨学金が打ち切られる可能性があります。具体的な基準は奨学金の種類により異なるため、確認が必要です。
■ 収入制限について
収入制限を超える場合、奨学金の打ち切りを考慮しつつ、収入を稼ぐかどうかは慎重に判断する必要があります。
- 回答日:2025/10/10
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回答した税理士
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- 認定アドバイザー
- 埼玉県
税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
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