トレカの経費などについて
フリマアプリでトレカを売ったりしているのですが、経費などについて無知です。
そこで2点質問があります。
①トレカを1box購入し、そこから出たカードを一枚しか売らなかった場合でも、boxの購入金額分を経費と考えてもよいのでしょうか?
それとも購入金額をカードの総枚数分で割った、カード一枚分の値段しか経費にならないのでしょうか?その場合boxの購入金額分を全て経費にするには出たカードを全て売却すればよいのでしょうか?
②新しいカードが出るたびに上記のようなbox購入→特定のカードのみ売るということを行っている場合、営利目的での継続的な売買となりますか?
トレカの経費や継続的な売買について、以下の通り回答いたします。
① トレカのBOX購入費用の経費計上について
原則的な考え方
経費にできるのは、売却したカードに直接関連する購入費用です。
つまり、1BOXを購入してその中の1枚しか売却していない場合、BOXの購入費用全額を経費とするのは一般的には難しいです。
売却した1枚に対応する「購入原価」を算出する必要があります。これには以下の方法があります
1. BOXの購入価格を総枚数で割る方法
例えば、1BOXに100枚のカードが入っていて10,000円だった場合、1枚あたりの購入原価は100円になります。売却したカード1枚について、経費は100円です。
2. 特定のカードの市場価値を基準に分配する方法(より複雑)
特定のカードだけに価値が集中する場合、そのカードの市場価値を基準に購入費用を配分する方法もありますが、実務ではあまり一般的ではありません。
BOX全体を経費にする方法
BOX内のカードを全て売却した場合、BOX購入費用全額を経費に含めることが可能です。売却していないカードは在庫として扱われるため、その分の購入費用は経費計上できません。
在庫管理の重要性
売却していないカード(在庫)の価値を把握し、期末に在庫として計上する必要があります。
期末の在庫評価額を引き算することで、実際に経費に含める分を調整します。
② BOX購入→特定カード売却の行為が営利目的の継続的売買に該当するか
この点は税法上重要であり、以下の基準で判断されます。
1. 営利性・反復性の有無
新しいカードが出るたびにBOXを購入し、特定カードのみ売却して利益を得る行為が継続して行われている場合、「営利目的の継続的取引」と見なされる可能性が高いです。
この場合、個人事業主として事業所得または雑所得として申告が必要です。
2. 売却金額や頻度の規模
売上規模が一定以上である場合、単なる趣味の範囲を超え、事業とみなされる可能性が高まります。
例えば、年間20万円を超える利益(売上-経費)が発生している場合、確定申告が必要です。
3. 意図・目的
カード収集が趣味であり、不要なカードを売却しているだけの場合は、営利目的と見なされないこともあります。ただし、収益を目的として計画的に売買している場合は事業と判断されるでしょう。
注意点とおすすめの対策
1. 記録をしっかりと保つ
購入したBOXのレシートや領収書、売却したカードの取引記録を保管しましょう。
売却カードに対応する原価計算が必要になるため、在庫管理表を作成するのがおすすめです。
2. 確定申告の検討
売上が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
継続的に取引を行っている場合、事業所得として青色申告をする方が有利な場合もあるので、早めに税理士や専門家に相談するとよいでしょう。
3. 営利目的であるかの判断
趣味か事業か曖昧な場合、税務署に相談して事業届けの提出や青色申告承認申請を行うか検討することをおすすめします。
- 回答日:2024/12/04
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ご解答ありがとうございます。
①に関してデッキ系商品とプロモカードの計算についても質問させてください。
例えば、デッキ50枚、付属品、1パック(5枚入り200円)がセットで990円、デッキ50枚、付属品、1パック(4枚入り、プロモーションパックのため値段不明)がセットで1650円の商品があります。この場合、990円の方は1Pの値段を引いた上で790円を50枚で割る、1650円の方は1650円を54枚で割るという計算で、1枚当たりの原価を出せばよろしいのでしょうか?付属品は無視して原価計算してもよいものなのでしょうか?
またboxで購入した際に付属するnot for saleのようなプロモカードは原価0円と考えてよいのでしょうか?投稿日:2024/12/05
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