税金・お金に関する質問｜質問No.19126

Question

2025年9月に第一子が産まれます。
その際に夫婦ともに1年の育児休業を取得予定です。また、フルタイムだと夫婦ともに額面30万程度の収入になります。
この場合に分譲マンション購入にあたり住宅ローン控除が取得できないなど注意しなければいけない税控除はあるのでしょうか。

Answer 1

育児休業自体が住宅ローン控除を妨げるわけではありませんが、収入減少による控除額の制限に注意が必要です。

Answer 2

住宅ローン減税は、所得がないと税額控除できないですが、
同様に、
ふるさと納税などの寄付金控除
医療費控除
なども受けられないです。

Answer 3

【結論：住宅ローン控除の注意点】

住宅ローン控除は「所得税から控除される」ため、育休で収入が減ると控除が受けられない or 一部しか受けられない可能性がある。

●育休中は給付金が「非課税」＝所得税がほとんど or 全くかからない
→ 控除対象の所得税がないと、住宅ローン控除を使い切れない

●控除しきれなかった分を住民税から差し引く制度あり（上限：97,500円）
→ それでも全額を使い切れないケースがある

【具体的な注意点】

① 住宅ローン控除の年額
→ 控除額＝借入残高×0.7%（※2024年以降新築等）
→ 所得税＋住民税から控除されるが、収入が低いと控除しきれない

② 控除の利用可能時期
→ 控除は入居の翌年の確定申告から10〜13年間（契約条件による）

③ 夫婦で連名ローンの場合
→ 所得がない側は控除を受けられない
→ 所得が高い側に債務割合を寄せる方が控除を活かしやすい

④ 共働きで育休を1年取る場合
→ 控除1年目〜2年目で税額が少なく、控除を使い切れない可能性あり

【対策】

・控除の恩恵を受けるためには「育休前または復帰後」に入居＋年末残高を作るのが有利
・連名ローンの場合、ローン控除を多く受けられる方（＝復帰が早い or 所得が多い）に持分を多めにする
・育休期間中に入居するなら、税控除を過度に期待せず、現金負担や収支バランスを重視する

育休中の税控除について