夫婦それぞれが個人事業主となるか、どちらか一方が青色専業事業者となるか、どちらが良いのでしょうか?
夫婦2人で、臨床心理士・公認心理師として働いています。
私(妻)は非常勤勤務が多いため、次年度から個人事業主になって業務委託として仕事を受けることを検討しています。夫は、有資格者として週5回のアルバイト勤務をしており、事情により業務委託への契約変更はできない状況です。
ここからご相談です。
次年度から新しく、夫婦共に同じ会社から業務委託を受けることになったのですが、この場合、次のうちどちらの方がメリットがあるでしょうか?
①夫が個人事業主となり、妻が青色専業事業者となる
②夫・妻それぞれが個人事業主となり、それぞれ青色申告をする
※事業に関する業務時間は、夫が月2~3日程度、妻が週4日~5日程度となる予定です。
ご回答のほど、よろしくお願いいたします。
節税面や事業の実態から見て、②夫・妻それぞれが個人事業主となり、それぞれ青色申告をする方法が有利と考えられます。理由は、妻の事業実態が週4~5日と明確であり、青色申告特別控除(最大65万円)や経費計上、青色事業専従者給与の適用が可能となるからです。一方、夫は月2~3日と業務量が少ないため、専従者として妻の事業に従事する扱いにするには実態が不足します。また、①の場合、夫の事業実態が薄いと税務上問題視されるリスクもあります。よって、各自が独立した事業者として届出し、それぞれの業務量に応じて適切に申告・控除を受けるのが合理的です。
- 回答日:2025/07/14
- この回答が役にたった:0