初年度赤字決算と住民税・保険の対応についてアドバイス希望
こんにちは。
私は現在、会社員として働いておりますが、昨年12月に個人事業主として開業し、自分のビジネスを始めました。
開業後、地元の市役所には開業届や青色申告の申請など、必要な初期手続きはすべて済ませています。
現在、Freeeの有料プランを利用しておりますが、取引の入力はまだ行っておらず、エクセルで記録を管理しています。
ただ、以下のような状況で、今年の決算報告(11ヶ月目)や確定申告に向けてどう準備すればいいのか悩んでいます:
■ 事業の状況:
• 開業資金として自己資金50万円を投入しました
• 現時点で赤字が約130万円となっています
• 自分への給与や報酬は出していません
• 事業にかかる費用は、個人のクレジットカードや個人口座から支払っていることが多いです(例:フリーランサーへの支払い、海外からの商品仕入れなど)
• 売上のほとんどは、Amazon、メルカリ、フリマ、ラクマなどのECプラットフォームから得ています
→ これらのアカウントは、個人名義のままで運用しています。
■ 心配している点:
• 住民税や国民健康保険について:
赤字でも支払いが必要なのか?どのように扱えばよいのか?
• 青色申告や決算報告の作成方法:
・個人の口座やカードで支払った経費はどう記帳すればいい?
・売上が個人名義のアカウント経由でも事業の収入として扱える?
・給与がゼロでも青色申告特別控除などのメリットは受けられる?
• エクセル管理からFreeeに入力する際の注意点や、効率的な方法があれば知りたいです。
会社員としての本業の収入については、社会保険や住民税などすべて通常通り処理されています。
副業のほう(個人事業)はまだ収益化できておらず、初年度から赤字の状況です。
このような状況での決算準備・確定申告の進め方や、帳簿付け・税務上の注意点など、ご助言いただけますと大変助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。
会社員の副業である個人事業が赤字の場合でも、確定申告は必ず行うべきです。本業の給与所得と事業の赤字を「損益通算」することで、給与から天引きされた所得税が還付される可能性が高いです。また、その結果として翌年度の住民税も減額されます。会社の社会保険に加入しているため、国民健康保険料の新たな負担は生じません。
会計処理については、個人のお金で事業経費を支払った場合は「事業主借」勘定を、売上が個人口座に入金された場合は「事業主貸」勘定を用いて記帳します。これにより、事業と個人の資金の動きを明確に区別できます。
赤字のため青色申告特別控除の直接的なメリットはありませんが、損失を翌年以降3年間繰り越して将来の黒字と相殺できる「純損失の繰越控除」という重要な特典が利用できます。このためにも、青色申告を継続することが極めて重要です。
- 回答日:2025/08/03
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