1. 税理士TOP
  2. 税理士相談Q&A
  3. 節税対策
  4. グループ会社での福利厚生費の計上についてご質問

グループ会社での福利厚生費の計上についてご質問

    グループ全体の福利厚生サービスを導入予定で、親会社で一括支払いを行う予定です。
    この場合、福利厚生費としての計上はグループ全員分を親会社の経費として計上可能でしょうか?

    よろしければ税理士さんの知見をお伺いさせていただきたく、よろしくお願いいたします。

    グループ会社全体の福利厚生費を親会社が一括で負担する場合、原則として親会社が全員分を自社の福利厚生費として計上することは認められません。福利厚生費は「従業員の労務対価性を補完する費用」であり、その会社の役員・従業員に対して提供されるものが対象です。したがって、子会社従業員分まで親会社が経費計上すると、実質的に寄附金や損金不算入とされるリスクがあります。実務上は、親会社が一括払いを行い、子会社に人数や利用実績に応じて按分負担させ、親会社は立替金処理を行う形が適切です。そのうえで各社が自社分を福利厚生費として計上することで、税務上の否認リスクを避けられます。つまり、形式・実質ともに「自社従業員分のみ経費算入」が原則です。

    • 回答日:2025/08/18
    • この回答が役にたった:1

    必須

    あと

    必須

    質問投稿者以外は返信できません。メールアドレスは質問者の確認のみに利⽤します。

    回答した税理士

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 東京都

    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    回答者についてくわしく知る

    質問への回答を投稿してください

    あと

    タグ指定・タグ変更

    タグのみ変更する場合は変更するタグを選択し、投稿内容は何も書かずに「投稿する」ボタンを押してください。

    freee