会計、経理、税務、財務などの違いについて
会計(経理?)、税務、財務などの違いについての違いがよく分かりません。特に会計(管理会計)と財務の違いが分かりません。下記でお間違いないですか?
①⭕️会計→ 経理が作成した記録や決算書などをもとに、損益の記録、財政状態の報告などを行うこと。
さらに会計は、企業などにおける「企業会計」と、公的機関による「公会計」の2つに大きく分類される。
企業会計はさらに、財務会計、税務会計、管理会計に分けることができる。⭕️財務会計→ 外部の利害関係者に対して、会社の財政状態や経営状況を報告すること。貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などを作成する。⭕️税務会計→ 税金を正しく申告して納めること。⭕️管理会計→経営者などが自社の状況を把握して意思決定に役立てるために、会社内部に情報を提供すること。企業全体の収益や費用、資産、負債、キャッシュフローなどを対象とした財務諸表を作成する。「経営分析」「原価管理」「予算管理」を行う。⭕️経理→会計が示す範囲のうち、取引の記録と管理、決算書作成までの部分のこと。
②税務→ 会社が支払う消費税や法人税などの税金を正しく計算し納税すること。
③財務→ 大きくいえば将来を見据えて会社のお金を管理すること。
企業の資金繰り、予算管理、資金調達を担当する業務
説明の内容は概ね正確ですが、いくつかの点を補足・修正することで、より明確になると思います。以下に整理して説明します。
① 会計(企業会計)
会計は、企業や公的機関の財政状況を記録し、報告するためのプロセスです。会計にはいくつかの種類があります。
企業会計: 企業の財務状況を報告するための会計。以下の3つに分類されます。
財務会計: 外部の利害関係者(株主、債権者、税務当局など)に対して、企業の財政状態や経営成績を報告すること。財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など)の作成が主な業務。
税務会計: 法律に基づき、税金を正しく計算して申告・納税するための会計。税法に基づいて処理が行われるため、財務会計とは異なるルールが適用されることがあります。
管理会計: 経営者や管理職など企業内部の意思決定をサポートするための会計。原価管理や予算編成、業績評価などが含まれ、財務諸表の作成は必ずしも必要ではありませんが、経営戦略を支援するための情報提供が重要です。
公会計: 政府や地方自治体などの公的機関が行う会計。公共性が高く、特定の基準に基づいて予算や決算を行います。
② 経理
経理は会計の一部として、日常的な取引の記録や、決算書の作成までの業務を担当します。具体的には、仕訳の記録、帳簿の管理、給与計算、支払い処理などが含まれます。
経理は、主に以下の業務を担当します。
日々の取引の記録
請求書の処理と支払い
給与計算
帳簿の作成と管理
決算書の作成
③ 税務
税務は、企業が支払うべき税金を正確に計算し、納税するための業務です。税務会計とは密接に関連していますが、より具体的な税金の計算や申告のプロセスを指します。
税務は、次の業務を含みます。
消費税、法人税、所得税などの計算
税務申告書の作成と提出
税務調査対応
④ 財務
財務は、企業のお金の流れを管理し、将来の資金繰りを計画・実行する業務です。財務は資金調達や投資、リスク管理を含む、経営戦略の一環として非常に重要です。
財務の主な業務には以下があります。
資金繰りの管理
予算編成と管理
資金調達(銀行借入や株式発行など)
投資判断と資産管理
リスク管理(為替リスク、金利リスクなど)
管理会計と財務の違い
管理会計は、経営内部の意思決定をサポートするために、企業のパフォーマンスやコストを分析し、情報提供を行うことを重視しています。企業の過去のデータをもとに、将来の計画や戦略を立てるための内部向けの情報を提供します。
財務は、企業のお金の流れ全般を管理し、資金調達や投資の決定など、企業全体の財政戦略を担う役割です。財務は外部との関わりが多く、資金調達や資金管理に焦点を当てています。
これらの業務は互いに関連しつつも、目的や対象が異なるため、区別して理解することが重要です。
- 回答日:2024/08/23
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ご丁寧に回答をして頂き誠にありがとうございました。
回答に対して追加で質問させてください。
1. 財務会計の財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など)の作成と経理の決算書の作成の違いは何でしょうか?
2. 管理会計と財務の違いですが、あるサイトや求人では資金繰りの業務や予算編成の業務は管理会計の領域と記載があります。そこら辺の細かいところは企業や個人の会社で多少違っているということでしょうか?例えば、支払請求書の作成を経理部ではなく、他部署が行っている会社とあったりすると思います。あとは管理会計は財務会計のように会計原則や法律に沿って行う必要がないため、会社によってルールや行う業務が違うからという感じでしょうか?
業務を行う目的が違うというところはよく理解できました。
ありがとうございます!投稿日:2024/08/23
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管理会計と財務の違いは以下のとおりです。
管理会計: 企業内部の経営管理を目的とした会計手法です。予算編成、コスト管理、資金繰り管理、業績評価など、経営陣が日々の意思決定を行うために使用されます。管理会計は外部報告を目的とせず、主に内部の効率性と効果性を高めることを目指します。
財務: 企業の資金の調達や運用、資金計画、リスク管理、資産管理などを担当する部門やその業務を指します。財務の役割は、企業の資金面での健全性を保つことであり、これには資金繰りの管理や資金調達、投資の管理が含まれます。
管理会計と財務の共通点と違いを挙げてみます。
共通点は、資金繰りの管理や予算編成は、両者に共通する領域です。どちらも企業の経営を健全に保つために重要な役割を果たします。
違いは、管理会計は、企業全体の経営管理を支援するための内部向けの分析や報告が中心で、財務は企業の資金の調達や運用といった資金面での外部との関わりが大きいです。また、管理会計は通常、短期的な意思決定や業績評価に焦点を当てるのに対し、財務はより長期的な資金戦略や投資管理を重視します。
- 回答日:2024/08/23
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簡単に言えば、決算書は財務諸表を含む広い概念であり、財務諸表はその中でも特に正式な書類を指します。
決算書: 一般的に「決算書」という用語は、企業の財務状況を示す一連の書類全般を指します。月次や四半期ごとに作成されるものも「決算書」と呼ぶことがありますが、年次決算の際に作成されるものも「決算書」と言います。この用語は、主に社内や関係者に報告するための総称です。
財務諸表: 「財務諸表」というのは、特に年次決算の際に企業の財務状況を正式に報告するために作成される書類を指します。財務諸表には、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書などが含まれます。これらは、税務署や金融機関、株主など外部のステークホルダーに対して報告するために作成されます。
- 回答日:2024/08/23
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財務諸表は、経理の決算書をもとに、外部に報告するための形式で作成されるものであり、経理の決算書はその前提となる内部の集計作業を指します。
管理会計と財務会計の違いですが
管理会計は、企業の経営管理や意思決定を支援するための会計情報を提供することを目的としています。資金繰りの管理や予算編成、コスト分析などが含まれ、これらの業務は経営者や内部関係者が会社の運営を最適化するために使用します。管理会計は法律や会計原則に縛られることなく、会社のニーズに応じた柔軟なルールや方法を採用できます。そのため、管理会計の業務範囲や方法は企業ごとに異なることが多いです。
一方、 財務会計は、外部の利害関係者向けに企業の財務状況を正確に報告することを目的としています。財務会計は会計基準や法律に厳格に従う必要があります。
業務の違いについてですが、例えば、資金繰りの管理や予算編成が管理会計の範疇に含まれる場合がありますが、これが企業によって異なる理由は、管理会計が内部向けのものであり、法的な規制が少ないためです。各企業は、自社の経営スタイルや目的に応じて管理会計の方法をカスタマイズします。結果として、ある企業では経理部が支払請求書を作成するのに対し、別の企業では他の部署がそれを担当するなど、運用の違いが生じることがあります。
- 回答日:2024/08/23
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ご返信ありがとうございます!
つまり、月次を締めて毎月作っている貸借対照表や損益計算書などは、決算書と呼び。年次決算に税務署に提出する貸借対照表や損益計算書を財務諸表と呼ぶという意味でしょうか?
決算書と財務諸表の違いがよく分かりませんが、決算書は具体的に何を指すのでしょうか?
また、管理会計と財務会計の比較について記載があったのですが、私が知りたいのは管理会計と財務の違いでした、、、紛らわしい書き方で申し訳ありません!!
管理会計の説明として記載のある、資金繰りの管理や予算編成は、財務の領域でもあると思いますが、違いはありますか?(財務会計のことは指していません、、、)
投稿日:2024/08/23
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