原価の計算方法について
よろしくお願いいたします。
ハンドメイド作品の販売の計画段階です。
とても基本的なのですが、検索すると人件費がかかるような事業規模の結果が出てばかりで、混乱してきました。
ご回答いただけると助かります。
輸入品の原価の計算方法についてです。
商品価格10,000円(A3,500円+B1,800円+C4,000円+D700円)
荷重料金500円
送料総額1,500円
クーポン利用による値引き1,000円
合計金額11,000円
関税2,000円
この場合のそれぞれの商品の原価計算式を教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
輸入品の原価計算を行う際には、商品代金に加えて輸入にかかる経費を適切に配賦することが重要です。今回のケースでは、以下の手順で原価計算を行います。
1. 商品代金の合計
まず、各商品の原価に対して、クーポンによる値引きを考慮します。
- 商品A:3,500円
- 商品B:1,800円
- 商品C:4,000円
- 商品D:700円
商品の合計金額は、10,000円です。クーポン値引きの1,000円を商品価格に按分して考えると、商品価格の比率に応じて値引き額を分配する必要があります。
2. 付随費用の按分
次に、輸入にかかる経費 (荷重料金と送料)及び関税を各商品に按分します。注意すべきはこの追加費用を商品価格に応じて按分することです。
総付随費用は次の通りです:
- 荷重料金:500円
- 送料:1,500円
- 関税:2,000円
これら合計 4,000円を各商品の比率で按分します。
3. 按分の具体的な計算
それぞれの商品の価格割合を求めます:
- A:3,500円 / 10,000円 = 0.35
- B:1,800円 / 10,000円 = 0.18
- C:4,000円 / 10,000円 = 0.4
- D:700円 / 10,000円 = 0.07
上記の割合を付随費用(4,000円)に掛けて、各商品に配分します:
- A:4,000円 × 0.35 = 1,400円
- B:4,000円 × 0.18 = 720円
- C:4,000円 × 0.4 = 1,600円
- D:4,000円 × 0.07 = 280円
4. 最終的な原価
それぞれの商品の最終的な原価は、元の価格から値引きを反映した額(まだ値引きしていないと仮定)に対し、割り当てた付随費用を加算します。
- Aの原価:3,500円 - (1,000円 × 0.35) + 1,400円 = 4,800円
- Bの原価:1,800円 - (1,000円 × 0.18) + 720円 = 2,500円
- Cの原価:4,000円 - (1,000円 × 0.4) + 1,600円 = 5,200円
- Dの原価:700円 - (1,000円 × 0.07) + 280円 = 980円
このようにして、輸入品の原価は考慮することができます。このプロセスにより、商品価格、値引き、輸入経費を包括した各商品の原価を算出できます。
- 回答日:2024/10/03
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とっっっても分かりやすいです。
本当にありがとうございます。
実際に輸入した内容をもとに例を作成したのですが、関税などの配賦だけじゃなく、クーポン割引の按分も必要なのですね。
早速、参考にして在庫管理表を作成いたします。本当に助かりました。ありがとうございます。
投稿日:2024/10/03
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