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ハンドメイド作家の個人事業主

    ハンドメイド商品を販売している今年で3年目となる青色申告の個人事業主です。
    小規模で、作業のすべてを一人で手作業で行っており、仕入れる材料の額や作品1点にかかる費用もかなり小さいです。

    改めて調べているうちに、今までのが間違っていたのではないかと心配になったことがあり質問させていただきました。

    まず初年度から過去2年ハンドメイドは棚卸も必要で、製造業だという認識でfreeeの製造業の設定で帳簿を作成しておりました。
    ハンドメイド品に使用する仕入品を【材料仕入高(製)】
    その他文具などは通常の【消耗品】で帳簿付けをし、年度末のみ棚卸をしております。

    そして下記が質問です。

    ①そもそも工場などを使用していない小規模個人事業主なのに、製造業の設定で申請するのは正しいのでしょうか?サイトによって材料は【仕入高】で処理して、製造業ではないという回答もありました。もし製造業ではなくても良い場合、製造業設定をやめ、過去2年【材料仕入高(製)】で計上していたものを【仕入高】で計上することになりますが、3年目から急に変更しても大丈夫なのかも教えていただきたいです。

    ②逆にこのまま製造業として申請を続ける場合の質問です。
    現在、材料仕入時に仕訳を行い、年度末に在庫棚卸をすると言う流れです。
    未完成品は残さないので、余った完成品と余った材料のみ棚卸をしています。
    しかしfreeeの「勘定項目の基礎知識」の記事で
    「製造業で製品の製造に必要な材料を仕入れた場合は、仕入れ時の仕訳のほか、製品を製造したときに振り替えを行う仕訳が必要です。」と見ました。
    https://www.freee.co.jp/kb/kb-journal/material-cost/
    ハンドメイドでこの仕訳を行うのはかなり難しいのですが
    こちらは行わなくても大丈夫でしょうか?
    今後も現在のように材料仕入時に仕訳をし、年度末に棚卸をするでよいのか教えていただきたいです。

    知識も乏しく、今間でも手探り状態で進めてきたためとても不安です。
    お手数ですがご回答宜しくお願い致します。

    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

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    • 認定アドバイザー評価ランク5
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    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    ② 製造業としての申告継続について
    現在の方法、つまり材料仕入時に仕訳を行い、年度末に棚卸をするやり方は、製造業として申告を続ける上でも適用可能です。ただし、事業の複雑さによっては振替仕訳(材料費を製造過程に応じて製造原価に振り替える手法)を用いるのが一般的です。

    振替仕訳の実施について:小規模なハンドメイド事業では原則として簡便的な方法が認められる場合があります。したがって、現在の単純な流れで仕訳と棚卸を続けても大きな問題はないと考えられます。ただし、将来的に事業が拡大し、管理コストが増加した場合には、より精緻な方法に移行することが検討され得ます。

    • 回答日:2024/10/13
    • この回答が役にたった:1
    • ①②ともに大変参考になるご回答ありがとうございました。
      振替仕訳の実施が必ず必要かどうかが不安でしたが、
      製造業設定のまま、材料仕入時に仕訳、年度末に棚卸の流れを継続しても現在の規模でしたら問題ないとご回答いただき安心しました。

      そこで、このまま継続していこうかなと考えておりますが、
      逆にこのまま継続するのと、製造業から非製造業に設定をかえるのとでは、どちらの方が良い、違い、メリットデメリットなどはあるのでしょうか?

      投稿日:2024/10/13

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    ① 製造業設定の適用について
    現在、製造業の設定で帳簿を作成して申告しているとのことですが、ハンドメイド事業は大規模な製造工程を伴わない場合、必ずしも製造業として分類する必要はありません。ハンドメイドのような小規模・個人レベルの事業を営む場合でも、製品を作る活動があるために製造業として認識され得ますが、必ずしもそれに限られるわけではありません。

    変更について:もし「材料仕入高(製)」を「仕入高」として扱って、製造業設定をやめる場合には、3年目からの変更でも問題はありません。実態や事業内容に基づき、適切な科目を選択することが重要です。変更を行う場合は、その理由と方法を帳簿に記録し、税務署に説明できるようにしておきます。

    • 回答日:2024/10/13
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    >①そもそも工場などを使用していない小規模個人事業主なのに、製造業の設定で申請するのは正しいのでしょうか?サイトによって材料は【仕入高】で処理して、製造業ではないという回答もありました。もし製造業ではなくても良い場合、製造業設定をやめ、過去2年【材料仕入高(製)】で計上していたものを【仕入高】で計上することになりますが、3年目から急に変更しても大丈夫なのかも教えていただきたいです。
        ⇓
    こちらは理想は『材料仕入高(製)』で登録なのですが販売代金が高額では無ければ『仕入高』にしてOKかと考えます。
    また、3期目変更することも大丈夫かと考えます。(1期ごとで『【材料仕入高(製)】と【仕入高】変更する』など極端な処理をしなければ大丈夫かと考えます。)
    ーーーー
    >②逆にこのまま製造業として申請を続ける場合の質問です。・・・
        ⇓
    売上原価を計算する際などに、仕入れた材料を直接販売するとき(商品として販売)と加工して販売(製造原価)にするなど分けたほうが大原則は良いです。
    ただ売上規模が何千万円まで行かないのではと推測されます。
    その場合は『今後も現在のように材料仕入時に仕訳をし、年度末に棚卸をするでよいのか教えていただきたいです。』こちらで行っても支障は無いと推測されます。
    理由は【取引規模が大きくないため、重要性が低いのでは?】と推測しました。
    ーーーー
    上記内容で、いかがでしょうか?

    • 回答日:2024/10/17
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