夫名義の口座にある資金の事業利用方法について
新規事業として輸入販売の卸業を始めようとしている個人事業主です。
新規事業に必要な仕入代金が夫名義の銀行口座に入っているのですが、この取り扱いについてアドバイスいただけますと幸甚です。
事業は海外から1500万ほどの物品を仕入れて2,000万ほどで販売するようなイメージです。
現在考えている計画案と疑問点は下記のとおりです。
なお、仕訳について、個人名義の口座を利用する場合は仕訳は全て「事業主借」としておけばよいというネット記事を見まして、簡単そうなのでできればそのように運用したいと考えています。この点についても留意事項やアドバイスいただけますと幸いです。
<計画案A>
夫名義の口座から海外仕入先に送金、売上代金も夫名義の口座に入金してもらう。
(疑問点)
(1) 夫名義の口座にある資金を使うことで贈与税などが課税されてしまう恐れがありそう。
借用書を書いたとしても、実際の口座移動が伴わないと問題になるような気がする。
(2)この場合でも 仕訳は「事業主借」とできるのか。
<計画案B>
私(妻)名義の個人口座に資金を移し、借用書を書く。
海外への仕入送金、販売先からの入金もその口座で行う。
(疑問点)
仕訳は常に「事業主借」として問題ないのか。
<計画案C>
私名義の個人用ビジネス口座を開設して、仕入送金も販売先からの入金もそちらで行う。
B案同様、夫宛の借用書を用意する。
(疑問点)
わざわざビジネス用の口座を開設するメリットはあるのか。
この場合でも仕訳は全て「事業主借」としても問題ないか。
よろしくお願いいたします。
計画案C(ビジネス用個人口座を開設)
1. ビジネス口座のメリット
- ビジネス専用の口座を使用することは、事業資金と個人資金を明確に分けることができ、税務署に事業の正確な経理を示すためにも役立ちます。資金管理が明確になる点が最大のメリットです。
2. 事業主借の仕訳
- こちらも同様に「事業主借」で処理しやすくなりますが、ビジネス専用口座の使用で多くの利便性が生まれます。
- 回答日:2024/10/27
- この回答が役にたった:1
ありがとうございます!
C案が一番良さそうということで、そちらで進めたいと思います。
早朝より迅速なご返信をいただきまして感謝いたします。
投稿日:2024/10/27
- この回答が役にたった
計画案B(妻名義の個人口座で管理)
1. 借用書の利用
- この場合も借用書を用意し、夫からの借入金とすることで、贈与とみなされるリスクを下げることができます。
2. 事業主借の仕訳
- この方法であれば、個人口座の取引が事業用であると明確になりやすく、仕訳を「事業主借」として処理することに問題は少なくなります。ただし、口座間の資金移動記録を明示できるよう、取引の証拠をしっかりと保管してください。
- 回答日:2024/10/27
- この回答が役にたった:1
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計画案A(夫名義の口座を使用)
1. 贈与税の懸念**
- おっしゃる通り、事業用資金を夫名義の口座から引き出した場合、贈与とみなされる可能性があります。これを回避するためには、明確な金銭消費貸借契約を夫との間で結び、借入金として処理する方法があります。
2. 仕訳方法
- 事業に関連する口座移動が夫名義で行われても、事業主借で処理することは技術的に可能ですが、トラッキングが複雑になる可能性があります。また、税務署が実際に事業資金として使われていることをどのように判断するかが不透明な場合があるため注意が必要です。
- 回答日:2024/10/27
- この回答が役にたった:1
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■新規事業における資金の取り扱いについて
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・夫名義の口座から資金を使用する場合、贈与税の課税リスクがあります。資金移動が伴わない場合でも、名義変更に関する証拠が不十分だと贈与と見なされる可能性があります。
・仕訳について、夫名義の口座からの支出や入金は「事業主借」として記録することが一般的です。ただし、事業とプライベートの線引きを明確にするため、可能であれば事業専用の口座を利用することをお勧めします。
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■ビジネス口座の開設メリット
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・ビジネス用の口座を用いることで、事業の収支を明確に管理できます。特に税務調査時に事業と個人の資金の区分けが容易になります。
・仕訳を「事業主借」とすることは可能ですが、事業専用の口座を使用することで会計処理が簡潔になり、経理上の透明性が向上します。
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✓このように、事業専用の口座を開設することで、税務上のリスクを軽減し、会計処理をスムーズに進めることができます。
- 回答日:2025/02/17
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