中古品の期末棚卸し、効率的な原価算出方法を教えてください。
メルカリにて中古せどりを行なっております。
恥ずかしながら昨年の期末棚卸しがまだできていない為、緊急で質問させていただきます。
メルカリにて数点まとめ仕入れを行うことがあるのですが、年末時点での棚卸しのための1点ごとの原価計算をどのように算出すべきか分からずいます。
・一度の購入に含まれている点数は、まとめ仕入れといっても2〜4点程度。内容はバラバラ(パンツとシャツとジャケットなど)
・少なく仕入れ少なく売るスタイルな為、ほとんどの商品は年内に売り切ってしまう。年末にあまり在庫が残らないので普段は手間削減の為、1回のまとめ仕入れの総額を商品の数で等分したものを商品ごとの仕入れ価格とし、個別管理している。
(例:3点まとめ売り9000円なら、それぞれ違う商品でもすべて3000円とする)
ただ調べたところ、中古商品の棚卸しでは上記のような数で等分するだけの方法は問題であり、1点ごとの時価を算出しなければならないという意見を目にしました。
しかし、
・ほとんどの商品は年内に売り切ってしまう
・普段の会計上は、数で等分するやり方で困っていない
ということもあり、限られた期末棚卸し商品の為だけに、仕入れのたび全ての商品の時価を計算し記録するのはかなり余分な手間です。
その為可能であれば期末に残った商品のみに、棚卸し時点での原価を付与する方法を取りたいと思っておりますが、もし何か良い方法があればお教えいただけないでしょうか。
(メルカリで仕入れた中古商品の時価の算出方法やそのタイミングもよく分かっておりません。)
特に申請はしていない為、「最終仕入れ原価法」にて棚卸しを行う予定です。知識不足な為頓珍漢な質問で申し訳ございません。
お力お貸しいただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
丁寧・安心・誠実がモットー、全国対応の【ふじみよし会計事務所】が、心をこめてご回答いたします。初回30分無料相談は050-1722-9518までお電話ください。
■メルカリでの中古せどりにおける期末棚卸しの方法について
中古商品の棚卸しにおいては、「最終仕入原価法」を選択することが可能です。この方法では、期末に残っている商品の原価を、直近の仕入れ価格に基づいて算出します。
-
✓ 期末に在庫として残っている商品のみを対象にすることができます。
-
✓ 残存商品の仕入れ価格を基に原価を計算するため、過去の複雑な取引を遡る必要がありません。
-
✓ 仕入れの都度、全商品の時価を算出する必要はなく、期末に残った商品のみに対して適用できます。
-
この方法を用いることで、手間を最小限に抑えつつ、正確な棚卸しが可能になります。
- 回答日:2025/02/20
- この回答が役にたった:0
- この回答が役にたった
② 具体的な実践手順
1. 在庫商品の確認
- 年末時点での在庫リストを作成(商品名、購入日、仕入価格、数量)。
- 売り切れた商品を除外して残った商品のみリスト化。
2. 仕入価格の再確認
- 仕入れ時の明細(取引履歴)を確認し、仕入価格をリスト化。
- 複数商品をまとめて仕入れた場合、最終仕入原価法を適用する商品を選定。
3. 原価計算の適用
- 最終仕入原価法:最後に仕入れた価格を基準とする。
- 等分計算:個別価格が不明な場合、仕入価格を等分して算出。
- 必要に応じて、時価評価(メルカリの市場価格)を加味。
4. 棚卸し簿の記録
- 簡易なスプレッドシートや帳簿形式に記録(例:商品名、購入価格、仕入日、棚卸価格、数量、総額)。
- 税務申告時に使用するため、記録を保管。
5. 会計ソフトやエクセルへの反映
- 会計ソフト(例えばやよい青色申告など)に棚卸データを入力して、原価調整を行います。
- 回答日:2025/01/06
- この回答が役にたった:0
手順までご回答くださりありがとうございます。まとめ仕入れ額の等分はできれば避けたほうが良いのですね。
また知識不足で恐縮なのですが、いくつか追加で質問させていただいてもよろしいでしょうか。
「2. 仕入価格の再確認」ですが、
・単体で仕入れた商品についてはすべて個別に管理(同じ商品であってもすべて中古品で状態が違う為別商品と判断→実質個別法のような管理)
・まとめ仕入れで仕入れた商品にのみ、単品で仕入れた同商品の最終仕入れ価格を適用という解釈で認識しているのですが、間違いございませんでしょうか。
またまとめ仕入れ商品の棚卸し時に「時価」を按分基準として使用する場合、
まとめ仕入れに含まれる商品1つ1つの時価の割合ごとに合計額を按分するという方法を考えていたのですが、
時価ではなく「最後に仕入れた同単品商品の価格」の割合ごとに合計額を按分するという方法でも構わないでしょうか。投稿日:2025/01/08
- この回答が役にたった
① 中古品の期末棚卸しでの原価算出方法
最終仕入原価法を活用
最終仕入原価法を採用する場合、期末に残っている商品は「最後に仕入れた価格」を原価として記録します。
具体的には、メルカリで最後に同一商品を仕入れた価格、または類似商品の価格を基準にしてください。
仕入金額が不明な場合、過去の取引履歴やレシートを参照し、近似値を採用します。
等分計算の活用
現在の方法(まとめ仕入れの総額を等分して原価計算)は、普段の会計処理として許容される場合があります。ただし、期末棚卸しではできるだけ正確な個別原価を算出する方が望ましいため、以下を検討してください。
期末時点での未販売商品を確認し、それぞれの仕入価格を確認または最終仕入れ価格を適用。
等分計算が避けられない場合でも、仕入れ品目のカテゴリや市場価値を考慮し、一部調整することで実務的な対応とする。
時価評価の考え方(必要な場合のみ)
期末時点での時価を算出する場合、メルカリ内で同一または類似商品の販売価格を参考にします。
時価評価を強制されるケースは少ないですが、税務調査で問題になる可能性がある場合、時価評価を行った記録を残すと安心です。
- 回答日:2025/01/06
- この回答が役にたった:0
- この回答が役にたった