経理・記帳・仕訳に関する質問｜質問No.19354

お話されている内容は期中現金主義、期末発生主義、日々の記帳を簡便にしつつ、最終的には発生主義に基づいた決算書を作成する方法が近いでしょうか。小規模な事業者では採用されることもありますが、以下の点に注意が必要です。

期中（日々の運用）
現金が入金されたら売上計上: お客様からの家賃が銀行口座に振り込まれたら、その時点で売上として計上します。
決済会社からの入金は「普通預金」と「支払手数料」として計上: 決済会社から入金があった際、その金額は売上から手数料が差し引かれています。この際、入金された金額は「普通預金」として、差し引かれた金額は「支払手数料」として計上します。
期末（決算時）
未回収の家賃を「売掛金」として計上: 決算日時点で、契約に基づき家賃が発生しているにもかかわらず、まだ入金されていない家賃があれば、その金額を売掛金として計上し、対応する売上も計上します。
決済会社から未入金のカード決済分を「未収入金」として計上: 決算日時点でお客様がカード決済を完了しているにも関わらず、決済会社からの入金がまだない分があれば、その金額を未収入金として計上します。
未計上の手数料を計上: 期中に入金明細をチェックしていなかった場合でも、この時点で全ての決済明細を確認し、未計上の手数料があれば支払手数料として計上します。

• 回答日：2025/05/29
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* 売上計上の原則:
売上は「発生主義」に基づき、家賃の発生日（通常は請求日や使用開始日）に計上すべきです。入金時では正しい期間損益が把握できません。
* 決済会社の売上処理:
お客様がカード決済した時点で売上は確定します。この時点でお客様に対する売掛金は消滅し、代わりに決済会社に対する「未収入金」または「売掛金」として計上するのが適切です。決済会社からの入金時には、手数料を差し引いて計上します。
* 仕訳例:
* 家賃発生時: 借方）売掛金 100,000 / 貸方）売上 100,000
* お客様カード決済時: 借方）未収入金（GMO等） 100,000 / 貸方）売掛金 100,000
* 決済会社からの入金時（手数料2,000円の場合）:
借方）普通預金 98,000
借方）支払手数料 2,000 / 貸方）未収入金（GMO等） 100,000
* 入金明細の確認:
決済システムからの入金明細は必ず確認してください。売上と手数料の正確な把握、および税務調査時の根拠提示に不可欠です。

• 回答日：2025/05/28
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