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預り金の決算について

    個人塾の検定料の仕訳について教えてください。
    生徒から検定料を預かった際は預り金、
    検定料を検定本部へ支払った際は支払手数料
    として処理していますが、
    決算では他に処理が必要ですか?
    また、年度をまたぐ場合、どのような処理をすれば良いでしょうか?

    検定では利益が出ない為、売上とはせず、代行として処理できたらと考えています。

    生徒さんから預かったときには貸方「預り金」、本部に送金したときは借方「預り金」とすれば、決算時の処理も不要です。

    • 回答日:2025/05/29
    • この回答が役にたった:1

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    スタートアップ支援 Gemstone税理士法人

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    • 認定アドバイザー評価ランク5
    • 東京都

    税理士(登録番号: 3600), 公認会計士(登録番号: 16735)

    生徒から検定料を預かった際に「預り金」、検定本部へ支払った際に「支払手数料」と処理するのは、代行支払としては適切ではありません。本来、代行取引であれば「預り金」で受け取り、「預り金」で支払処理するのが原則です。支払時に「支払手数料」としてしまうと塾の経費として扱われ、利益計算に影響します。決算時に未払・未収がある場合は「未払金」や「未収金」で処理し、預り金残高と突合すべきです。年度をまたぐ場合、預かった検定料が未払いのままなら「預り金」として残し、検定本部への支払い時に「預り金」で処理してください。売上や経費に含めず、あくまで他人資金の預りとして処理すれば代行性が保てます。

    • 回答日:2025/05/29
    • この回答が役にたった:1
    • わかりやすくご説明いただきありがとうございます。検定本部への支払い時も預り金として処理したいと思います。

      投稿日:2025/05/29

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    【個人塾の検定料処理(代行収受方式)】

    ■ 生徒から検定料を受け取ったとき(預り金として処理)

    (借方)現金または普通預金 XXX円
    (貸方)預り金       XXX円

    ■ 検定本部へ検定料を支払ったとき(預り金の清算)

    (借方)預り金       XXX円
    (貸方)現金または普通預金 XXX円

    ※上記は「代行収受」としての処理で、損益(売上・費用)には影響しません。

    【決算時の対応】

    ■ 年度をまたぎ、生徒から検定料を預かったが、未送金の場合(残高がある場合)

    → 預り金としてそのまま繰越
    (すでに仕訳済のため追加仕訳は不要)

    ■ 年度をまたぎ、検定料を先に本部に支払い、生徒から未回収の場合(未収金がある場合)

    (借方)未収金       XXX円
    (貸方)現金または普通預金 XXX円

    → 翌期に生徒から回収した際

    (借方)現金または普通預金 XXX円
    (貸方)未収金       XXX円

    【注意点】

    ・「支払手数料」で処理してしまうと、損益に影響するため、代行として扱うには不適切です。
    ・損益に含めず、あくまで「預り金」として処理することで、利益が出ない取扱いにできます。
    ・科目は「預り金」で統一するのが望ましく、税務上も問題になりにくいです。

    • 回答日:2025/05/30
    • この回答が役にたった:0

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