有価証券売却益の登録
会計freeeを利用しています。
年度内で何銘柄か株式の売買を行いました。
年度をまたいで保有しているものはありません。
この場合、現金 〇円(利益額)/有価証券売却益 〇円(利益額)
という記載のみで足りるでしょうか。
有価証券売却益の仕訳について
ご提示いただいた「現金 〇円(利益額)/有価証券売却益 〇円(利益額)」という仕訳は、利益が出た場合のみをシンプルに記載するという意味では間違いではありません。
しかし、会計処理としては、実際に株式を売却した際には、売却代金全体と取得原価、そして売却手数料などを考慮する必要があります。
より正確な仕訳
通常、株式の売却は以下のような流れで仕訳をします。
* 株式売却時の売却代金受け取り(未収金などを使用する場合)
* 借方:未収入金 (売却代金合計額)
* 貸方:有価証券 (売却した株式の簿価 ※取得原価)
* 貸方:有価証券売却益 (売却益が出た場合) または 有価証券売却損 (売却損が出た場合)
* 手数料の支払い
* 借方:支払手数料 (手数料額)
* 貸方:現金預金 (手数料額)
* 売却代金の入金
* 借方:現金預金 (売却代金合計額 - 手数料)
* 貸方:未収入金 (売却代金合計額)
freeeでの入力方法
会計freeeでは、一般的に以下の方法で入力することが推奨されます。
* 「取引」メニューから「収入」または「支出」として登録
* 売却代金の入金を「収入」として登録します。この際、勘定科目を「事業主借」や「普通預金」など、入金された口座に設定します。
* その後、「決済」 の項目で、売却益の仕訳と取得原価の仕訳を別途追加します。
* 「口座」からの自動連携
* 銀行口座とfreeeを連携させている場合、入金された取引を元に、売却益と取得原価を振り分けて登録することができます。
会計freeeのヘルプページも参考にされると、具体的な操作方法がより分かりやすいかと思います。
複数の銘柄がある場合
年度内に複数の銘柄を売買したとのことですので、それぞれの銘柄について、売却益または売却損を正確に計算し、仕訳を計上する必要があります。最終的に、年度末にはそれぞれの売却益と売却損を合算した金額が損益計算書に計上されます。
ご自身で仕訳を作成される場合は、各銘柄の「売却額」「取得原価」「手数料」を明確にしておくと、正確な利益(または損失)が計算できます。
- 回答日:2025/07/02
- この回答が役にたった:1
回答した税理士
初回完全無料相談/Freee会計専門/山下会計事務所/他ソフトからの移行、全国対応可/まずはお問い合わせください
- 認定アドバイザー
- 愛知県
税理士(登録番号: 100068), 社労士(登録番号: 13210457), 行政書士(登録番号: 16192456), 中小企業診断士(登録番号: 414204), その他
回答者についてくわしく知る