投資有価証券の一部売却したい
投資信託を投資有価証券3000000/預金300000で仕訳しました。
期末そのまま取得原価で申告。取得した決算日から1年以上過ぎて一部売却したい。
現在の価格3500000で
30万ほど売却したい(30万のうち利益5万として)のですがその仕訳と決算時はどのような処理をすればよろしいでしょうか?
■前提条件の確認
以下の理解で間違いがないか確認させてください。誤りがあれば回答も変わりますので、ご指摘ください。
①300万円で購入した投資信託のうち30万円分(10%)を売却したい
②現在の価格が350万円なので、10%売却すれば35万円で売れて5万円の利益が出る
※上記前提で以下回答いたします。
■仕訳処理
売却時の仕訳は以下の通りです。
(借)普通預金 350,000円 (貸)投資有価証券 300,000円
(貸)投資有価証券売却益 50,000円
■売却原価の計算理由
投資信託を売却した場合には、全体の平均的な取得価格を基にして損益を計算する決まりがあります。つまり、全体の10%を売却するなら、帳簿上の金額(300万円)の10%である30万円を売却原価とします。
■決算時の処理
投資有価証券の期末評価は、①時価で評価する方法と②取得価格で評価する方法があります。これはどちらも認められています。
ただ、前期が②の方法で申告しているなら、前年度の決算書と比較して経営状況を把握しやすくするためにも、今期も同じ方法が適切かと考えます。
この場合には、決算時に特別な処理は不要です。
- 回答日:2025/07/05
- この回答が役にたった:2
回答した税理士
税理士法人コンダクト・社会保険労務士法人コンダクト
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 146389), 公認会計士(登録番号: 37781), 社労士(登録番号: 13210277)
回答者についてくわしく知る投資信託を一部売却する場合、まず売却額に相当する部分の簿価(取得原価)と売却益を分けて仕訳します。たとえば、取得原価3,000,000円のうち、300,000円(全体の1/10)を売却する場合、対応する簿価は270,000円(3,000,000円×1/10)です。売却益は30万円-27万円=3万円となります(ご質問では利益5万円とありますが、価格設定に誤差があるようです)。仕訳は、預金300,000/投資有価証券270,000・有価証券売却益30,000です。決算時には残りの投資信託2,700,000円(簿価ベース)を引き続き投資有価証券として計上し、時価評価は行わず(取得原価主義の場合)、売却益のみを当期の益金として申告します。帳簿と申告書で整合性が取れるよう、売却明細の保存も必要です。
- 回答日:2025/07/04
- この回答が役にたった:1
返信ありがとうございます。
投資有価証券270000ですと引き続き簿価ベースで計上する金額は2730000でよろしいでしょうか?投稿日:2025/07/04
売買目的有価証券である場合には、期末時に時価評価しますが、
売買目的有価証券以外、仕訳の例としては、以下となります。
借方 現金及び預金 300,000 / 貸方 投資有価証券 270,000
投資有価証券売却益 30,000
- 回答日:2025/07/04
- この回答が役にたった:0
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
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税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
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