NASの家事按分について
個人事業主です。
プライベートと事業用のデータをすべて保管するためにNASの導入を検討しています。
そこで2点質問させてください。
1. NASに搭載するストレージの家事按分は、(プライベートで使用している容量):(事業用で使用している容量)でしょうか。それとも(使用できるストレージの全容量):(事業用で使用している容量)でしょうか。
2. NAS本体(ストレージではない)の家事按分はどうなるのでしょうか。
お手数をおかけしますが、ご回答のほど、よろしくお願いいたします。
【質問1】
NASに搭載するストレージの家事按分は、
A:(プライベートで実際に使用している容量)
B:(事業用で実際に使用している容量)
の比率で按分すべきか、
それとも、
C:(ストレージの全容量)
D:(事業用で使用している容量)
の比率で按分すべきか?
→ C:全容量 に対して D:事業用で使用している容量 を基準とする按分で構いません。
つまり、「使用可能な全体容量」に対して「事業用で実際に使用している容量」の比率で按分します。
理由:実際にどのくらいの領域を事業に割り当てているかが、物理的な資産利用の実態を示すため。未使用の空き領域も「どちらで使う予定か」が定まっていない以上、事業利用分のみを基準に判断します。
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【質問2】
NAS本体の家事按分はどうするのか?
→ NAS本体は、使用目的(用途)に応じて合理的に按分する必要があります。
一般的な考え方は:
• 時間按分(使用時間の比率)
• 使用目的按分(業務用ファイルの保存、バックアップ、自動同期設定などがどの程度あるか)
• ストレージ使用割合に準じて按分(質問1と同じ比率)
→ 実務上は、「ストレージの使用比率に準じてNAS本体も同じ割合で按分」する方法が最も簡単で合理的です。
- 回答日:2025/07/09
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ご回答ありがとうございます。
投稿日:2025/07/09
全容量に対する事業用に利用している容量の割合で、家事按分されるとよろしいかと考えます。
- 回答日:2025/07/09
- この回答が役にたった:1
ご回答ありがとうございます。
投稿日:2025/07/09
回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
- 認定アドバイザー
- 東京都
税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知るストレージの家事按分割合は、「使用できる全容量に対する事業利用分の割合」で按分するのが実務上妥当です。つまり、ストレージのうち何%を事業データ保存に使用しているかで判断します。たとえば全体が4TBで、そのうち1TBを事業用に使っているなら25%が事業利用となります。
NAS本体についても同様に「全体の利用目的に占める事業用途の割合」により家事按分します。NAS本体は全体で共有利用するため、ストレージと同じ割合で按分することが合理的です。ただし、設定や管理を業務で特に多く行っている場合は、やや高めの事業利用割合とすることも可能です。
いずれも、按分根拠を記録・保存しておくことが税務上重要です。
- 回答日:2025/07/09
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ご回答ありがとうございます。
投稿日:2025/07/09