買掛金と未払金の違いについて
ハンドメイド作品を販売しています。
クレジットカードで材料や事務用品を購入するとまとめての引き落としになるので、今まで全て未払金で処理していました。
材料は(借)仕入高(貸)未払金
事務用品は(借)消耗品費(貸)未払金
のような感じです。
しかし、材料は買掛金で事務用品は未払金としてそれぞれ分けて処理をしないと何かマズいことになってしまうでしょうか?
ご質問ありがとうございます。クレジットカードでの購入をすべて「未払金」で処理されても、税務上すぐに問題となることは稀ですのでご安心ください。
ただ、会計ルールで「買掛金」と「未払金」を使い分けるのには、明確な理由があります。
それは、①ご自身の経営状況を正確に把握し、②外部(銀行など)からの信用を高めるためです。
① 経営状況の把握
「買掛金(材料の仕入れ)」と「未払金(それ以外の経費)」を分けることで、事業の根幹である仕入れと、それを支える経費の状況が明確になり、経営判断に役立ちます。
② 外部からの信用
金融機関は融資の際、「買掛金」の額から事業の規模や活発さを判断します。すべてが「未払金」だと事業の中身が伝わりにくく、正確な評価を受けられない可能性があります。
税務上のリスクは低いものの、このように会計ルールを守ることは、ご自身の経営分析や将来の融資等で大変有利に働きます。
可能であれば、「材料の仕入れは買掛金」、「それ以外の経費は未払金」と分けて記帳されることをお勧めいたします。
- 回答日:2025/08/28
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回答した税理士
【初回面談無料~お気軽にお問い合わせください~】税理士法人・社会保険労務士法人・司法書士法人・行政書士法人TOTAL 新宿事務所
- 認定アドバイザー
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税理士(登録番号: 1470), 公認会計士(登録番号: 3018428), 行政書士(登録番号: 1703202)
回答者についてくわしく知る税務的にはいずれも問題はありませんが、
買掛金は、売上原価に対する勘定科目
未払金は、販管費などに対する勘定科目
と整理されるとよろしいかと考えます。
- 回答日:2025/07/14
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回答した税理士
🌟Empower Your Dreams🌟【起業から上場まで変えられる未来に伴走します】公認会計士長南会計事務所
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税理士(登録番号: 67029), 公認会計士(登録番号: 4694), その他
回答者についてくわしく知る買掛金と未払金はどちらも「未払いの負債」ですが、用途で使い分けます。買掛金は主に「商品や材料の仕入れ」に使い、継続的な取引関係がある相手との取引に適します。一方、未払金は「事務用品や備品など仕入以外の費用」に使う科目です。
クレジットカードでの購入でも、材料であれば本来「買掛金」を使うのが会計上の正確な処理です。ただし、個人事業主で簡便な記帳をしている場合、すべて未払金で処理していても大きな問題になることは少なく、税務上も原則として否認される可能性は低いです。ただし、仕訳の整合性や正確性を求められるケース(融資申請や法人化など)では分けることが望ましいため、将来を見据えて使い分けを検討するとよいでしょう。
- 回答日:2025/07/13
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材料(仕入)を「未払金」で処理していても、特に問題にはなりません。
ただし、厳密には「買掛金」と「未払金」は性質が異なる科目なので、会計上は分けたほうが望ましいです。
- 回答日:2025/07/12
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買掛金と未払金の区分は、特に法律上の義務ではありませんが、会計上の正確性を高めるために推奨されることがあります。材料費を(借)仕入高(貸)買掛金、事務用品を(借)消耗品費(貸)未払金とすることで、より明確な財務状況が把握できるようになります。
- 回答日:2025/09/01
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回答した税理士
💡法人決算申告の単発依頼は15万円~(7月決算残り1枠、8月決算残り2枠)💡法人顧問2万円~、個人顧問1万円~ 埼玉県ふじみ野市の会計事務所
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税理士(登録番号: 150146), 公認会計士(登録番号: 32993)
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