代理店へ販売後に代理店の在庫品の製品ラベルの修正費用を負担 勘定科目について
農薬メーカーです。負の適用拡大で製品ラベルを変更することになりました。2ケース質問です。(1)すでに代理店に販売して代理店の倉庫にまだ在庫として残っている分の製品ラベルを、修正版のラベルの作成と貼り直しコストをこちらで負担することを検討しています。その場合、勘定科目は何でしょうか。売上原価、消耗品費など思い浮かんだのですが。。。金額はやや高めと予想 (2)代理店にまだ売っておらず自社の在庫にある分のラベルの作り直しと貼り付け費用 この場合の勘定科目は何でしょうか。どうぞ宜しくお願いします。
うみもと会計事務所
回答させていただきます。
⑴については、既に代理店在庫という事でしょうか?
追加の費用を請求されたというのであれば、その金額の重要性や販売時期等も考慮して売上原価や販売管理費、特別損失に計上する場合もあります。例えば当期販売分と過年度販売分に分けて費用処理する等で適正に損益計算書の段階損益を表示するように、実態からご判断いただくことが肝要です。
⑵附随費用については会計基準でも在庫に配賦させることが原則ですので、恐らく在庫金額の一部となっていると推察されます。
ちなみに、張替前の製品ラベルを張る費用はどうされていますか?詳細は存じ上げませんが、配賦方法等は参考になると思います。
尚、少額な場合の費用処理については、法人税基本通達 5-1-1 購入した棚卸資産の取得価額 が参考になると思います。
『購入した棚卸資産の取得価額には、その購入の代価のほか、これを消費し又は販売の用に供するために直接要した全ての費用の額が含まれるのであるが、次に掲げる費用については、これらの費用の額の合計額が少額(当該棚卸資産の購入の代価のおおむね3%以内の金額)である場合には、その取得価額に算入しないことができるものとする。
(1) 買入事務、検収、整理、選別、手入れ等に要した費用の額
(2) 販売所等から販売所等へ移管するために要した運賃、荷造費等の費用の額
(3) 特別の時期に販売するなどのため、長期にわたって保管するために要した費用の額』
よろしくお願いいたします。
- 回答日:2022/03/20
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