サービス利用のためのポイント購入と、実際のポイント使用時の仕訳について
とあるサイトがあります。
そのサイト内のサービスを利用するためには、そのサイトが発行している専用のポイントを購入する必要があり、
購入しました。
購入済みポイントを使用し、実際のサービスの提供を受けたのは1ヶ月後でした。
この場合、仕訳はどのようにすれば良いのでしょうか。
ポイント購入時点で、消耗品費などにするのでしょうか。
あるいは、ポイントを使用したタイミングで、消耗品費などにするのでしょうか。
ちょうど決算をまたぐ形で、ポイント購入日とポイント使用日が異なる場合など、
ご教示頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。
ポイント購入時と使用時の処理はそれぞれ次の通りとなります。
・ポイント購入時:前払金/現預金
・ポイント使用時:費用科目(消耗品費など)/前払金
販売費や一般管理費は債務が確定したタイミングで損金となります。
債務の確定とは、以下の3つの要件を全て満たすものをいいます。
①その費用に掛かる債務が成立していること
⇒当事者間で契約が合意・成立していること(口頭契約も含む)
②その債務に基づいて具体的な給付原因となる事実が発生していること
⇒物の引渡しやサービスを受けたという事実があること
③その金額を合理的に算定することができること
⇒契約書や請求書、領収書などで金額を確認できること
よって、ポイント購入時ではまだ債務は確定していないため費用とならず、ポイントを使用して商品を受け取った(サービスを受けた)時に費用処理することとなります。
結果として、決算日にポイントとして残っている金額が帳簿上では前払金として残ることになります。
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Pision合同会計事務所
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- 回答日:2021/09/17
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ご回答させていただきます。
経費処理するのは実際のサービス提供時と考えます。
このため、ポイントを購入した時は①支出取引で例えば前払金で登録し、実際にポイントを使ってサービスを受けた時に②+更新で使ったポイントを前払金から経費科目(例えば支払手数料)に振り替えるのがよろしいかと思います。
仕訳で書くと以下のような感じです。①・②は上の説明の①・②に対応します。ポイントを100購入してそのうち20を使ってサービスを受けたケース。
①前払金 100/預金 100
②支払手数料 20/前払金 20
②は+更新出での振替を想定しており、①の支出取引の中に表示されます。
仮に①が決算前、②が決算後の場合には前払金100が残として残ることになります。
以下のような仕訳を切る方法も考えられますが、②は振替伝票での登録が必要になるため「取引」を重視するfreeeを使う上では先の前払金を+更新する方法をお勧めいたします。
①支払手数料 100/預金 100
②前払金 80/支払手数料 80
ご参考までに+更新機能のヘルプもご案内いたします。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/202847350-%E6%89%8B%E4%BB%98%E9%87%91-%E5%89%8D%E6%89%95%E9%87%91-%E5%89%8D%E5%8F%97%E9%87%91%E3%81%AA%E3%81%A9-%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%82%92%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B
ご参考になれば幸甚です。
- 回答日:2021/09/17
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- 認定アドバイザー
- 静岡県
税理士(登録番号: 120363), 公認会計士(登録番号: 16849)
ポイント購入時に費用処理で完結させるか、
ポイント購入時に前払処理して、ポイント消費時に費用処理するか、
楽なほうを選んでもらって大丈夫です。
決算をまたぐときは、ポイントの残額を、前払処理することになるかと思います。
- 回答日:2021/09/17
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ポイント購入時点では、「前払費用」として資産計上します。
実際にポイントを使用し、サービスを受けたタイミングで「消耗品費」などの適切な費用科目に振り替えます。
仕訳例
ポイント購入時(前払費用として計上)
```
(借方)前払費用 XXX / (貸方)現金または普通預金 XXX
```
ポイント使用時(費用計上)
```
(借方)消耗品費(または適切な費用科目) XXX / (貸方)前払費用 XXX
```
決算をまたぐ場合、未使用ポイントは「前払費用」として資産計上し、翌期に費用化します。
- 回答日:2025/02/17
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✅ ポイント購入時と使用時の仕訳処理
専用ポイントを購入し、そのポイントを使用してサービスを受ける場合、ポイント購入時点では前払費用(資産)として計上し、使用時に費用計上する のが適切です。
📌 仕訳処理の方法
① ポイント購入時(決算をまたぐ場合も同じ)
借方:前払費用(または仮払金)
貸方:現金(またはクレジットカード)
例:1万円分のポイントを購入(決算日:3月31日)
(借方) 前払費用 10,000円 (貸方) 現金(または預金)10,000円
② ポイントを使用した時(サービス提供を受けた時)
借方:消耗品費、広告宣伝費、通信費など(適切な科目)
貸方:前払費用
例:1万円分のポイントを使用し、消耗品を購入
(借方) 消耗品費 10,000円 (貸方) 前払費用 10,000円
📌 決算をまたぐ場合の注意点
決算(例:3月31日)までにポイントを購入し、翌期(4月以降)に使用する場合 も、前払費用として計上し、翌期に費用計上すればOKです。
✅ まとめ
ポイント購入時は「前払費用」として資産計上
ポイント使用時に「消耗品費」などの適切な費用科目へ振り替え
決算をまたぐ場合も、前払費用に計上し、使用時に費用処理
この方法で適切に会計処理を行えば、決算時に未使用のポイントが費用計上されることなく、適切な期間対応ができます!
- 回答日:2025/02/10
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