各種取引登録、勘定科目について
FREEEの登録処理に関し、下記ご教授願います。
・iDeco(個人型確定拠出年金)支払いの勘定科目をご教授願います?
※私個人の掛け金を会社から自動引き落としにしています。
また、この場合、私の給与支払い時は、 iDeco掛け金を
控除して支給(但し、社会保険、所得税等の税金はこの掛け金にも
発生する)でよろしかったでしょうか。
・法人税、地方税支払いの 勘定科目?
・税金の還付金(収入)の勘定科目?
・銀行の普通預金利息(収入)の勘定科目?
・御社への税理士報酬の勘定科目は「支払い手数料」11000円で
よかったでしょうか。またその際の源泉徴収の処理は
FREEE上ではどのように登録すればよいでしょうか。
それとも、源泉徴収の処理は不必要でしょうか。
・社員が一時的に個人の現金で立て替えた出張旅費や、会議費、
消耗品費の実費清算についての登録処理ですが、
最終的に給与の支払い時に給与の手取り分と合算して振り込んでいるのですが、
例えば下記のような場合の処理としては、どのようにすればよいでしょうか。
例:住信SBIネット銀行 から 社員個人口座に ▲300000円の支出として
通帳に記帳がある場合。内訳は下記のとおり
・給与▲2800000円
通勤定期代▲10000円
旅費交通費+会議費+消耗品費▲10000円
※1 FREE上の住信SBIネット銀行の明細の自動取り込みから、
上記内訳の通り、各勘定科目を設定するのみでよいでしょうか。
他、時間のかからないほうがあればご教授願います。
※2それとも、給与、定期代、旅費交通費、会議費、消耗品費、
会社負担分の社会保険をそれぞれ、発生日に未決済取引で、各勘定科目にて取引登録を行い。
翌月25日に給与と併せて全額実費清算をした際に、消込が必要でしょうか。
※できれば時間がかかりすぎて省略したいです。
荒井会計事務所
- 認定アドバイザー
- 群馬県
税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
はじめまして。
いただいた質問(○)に対して回答(●)でお答えいたします。
○iDeco(個人型確定拠出年金)支払いの勘定科目をご教授願います?
※私個人の掛け金を会社から自動引き落としにしています。
また、この場合、私の給与支払い時は、 iDeco掛け金を
控除して支給(但し、社会保険、所得税等の税金はこの掛け金にも
発生する)でよろしかったでしょうか。
●1)freee人事労務などで給与取引を連携していない場合
この場合には、登録いただく給与取引を登録いただく際に、
[+行を追加]を選択し、勘定科目[預り金]金額[控除すべき金額]で登録ください。
iDecoの掛け金が会社から引き落としになった際には、未決済取引の消し込みから
部分決済をいただく方法となるかと思います。
登録方法についてのヘルプは、科目は異なりますが
以下の売掛金・買掛金を消しこむというところが参考になるかと
思いますので、あわせてご参考ください。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/115005326706-%E9%8A%80%E8%A1%8C%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E6%98%8E%E7%B4%B0%E3%81%8B%E3%82%89%E5%B8%B3%E7%B0%BF%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86-%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%81%A7%E7%B5%8C%E7%90%86-#3
(売掛金・買掛金を消し込む freeeヘルプ)
2)freee人事労務などを活用いただいた場合
freee人事労務の控除項目でiDeco掛け金分を給与の支払い時に控除いただき、
freee会計に登録された給与取引のIDeco掛け金分を
預り金などの勘定科目に変更登録いただき登録いただければと思います。
下記に連携される取引の勘定科目設定を変更する方法についてのリンクをご用意しました。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/360038543732-%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E5%8A%B4%E5%8B%99-%E4%BC%9A%E8%A8%88%E9%80%A3%E6%90%BA-%E7%B5%A6%E4%B8%8E%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%81%AB%E9%80%A3%E6%90%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%8B%98%E5%AE%9A%E7%A7%91%E7%9B%AE-%E5%93%81%E7%9B%AE%E3%82%92%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8B-%E9%83%A8%E9%96%80%E3%82%BF%E3%82%B0%E5%8D%98%E4%BD%8D-#h_3613aa02-0da9-42f3-a5ed-cd2f91dbe5f8
(人事労務・会計連携 - 給与取引に連携される勘定科目・品目を設定する(部門タグ単位) freeeヘルプ)
- 回答日:2021/09/28
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荒井会計事務所
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税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
○社員が一時的に個人の現金で立て替えた出張旅費や、会議費、
消耗品費の実費清算についての登録処理ですが、
最終的に給与の支払い時に給与の手取り分と合算して振り込んでいるのですが、
例えば下記のような場合の処理としては、どのようにすればよいでしょうか。
例:住信SBIネット銀行 から 社員個人口座に ▲300000円の支出として
通帳に記帳がある場合。内訳は下記のとおり
・給与▲2800000円
通勤定期代▲10000円
旅費交通費+会議費+消耗品費▲10000円
※1 FREE上の住信SBIネット銀行の明細の自動取り込みから、
上記内訳の通り、各勘定科目を設定するのみでよいでしょうか。
他、時間のかからないほうがあればご教授願います。
※2それとも、給与、定期代、旅費交通費、会議費、消耗品費、
会社負担分の社会保険をそれぞれ、発生日に未決済取引で、各勘定科目にて取引登録を行い。
翌月25日に給与と併せて全額実費清算をした際に、消込が必要でしょうか。
※できれば時間がかかりすぎて省略したいです。
●経費精算については、煩雑になり管理しづらい業務のひとつであると考えられますので、
費用対効果を検討いただき、freee会計にある経費精算機能(経費申請を承認、取引登録をし、給与明細に
転記される機能)+freee人事労務を活用いただくのがベストです。
ただ法人の場合にはミニマムプランでは経費精算機能は使用できないため、スタンダードプラン以上に
プランアップいただく必要があります。
他の方法もいくつかあります。ひとつだけご紹介します。
1)経費精算の際にエクセルなどで一覧を作成、作成したデータをエクセルインポート(https://secure.freee.co.jp/spreadsheets/import)
(→ 集計した値を給与と合わせて支給)
2)給与支払時に1でインポートした未決済取引の消し込みを行う
この際にタグを活用いただいて、一括で選択できるような工夫でより効率化します。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/216527163#expense
(支出データをfreeeに取り込む freeeヘルプ)
freee会計はデータを上手に活用することで、効率的な記帳が可能です。
ぜひfreee会計を利用いただく上では、詳しい専門家にご依頼いただくことをおすすめいたします。
- 回答日:2021/09/28
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荒井会計事務所
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税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
○法人税、地方税支払いの 勘定科目?
●前期分の法人税等の支払いについては、決算時の処理方法によって
若干方法等が異なってくるのが実情です。
決算時のfreee会計法人税の取引登録で行われている場合には
法人税・住民税及び事業税の未決済の消し込み処理となります。
一方で振替伝票を使用し処理している場合には、
未払法人税等の勘定科目で取引を登録いただければと思います。
○税金の還付金(収入)の勘定科目?
●これもケースによって処理方法が異なります。
中間納付額が多くなっており、それが還付になるようなケースでは未収法人税等、
還付加算金などがある場合などは、その部分は雑収入で登録を行います。
○銀行の普通預金利息(収入)の勘定科目?
●銀行からの利息加入については、受取利息で取引を登録します。
○御社への税理士報酬の勘定科目は「支払い手数料」11000円で
よかったでしょうか。またその際の源泉徴収の処理は
FREEE上ではどのように登録すればよいでしょうか。
それとも、源泉徴収の処理は不必要でしょうか。
●こちらは支払手数料よりも支払報酬料という科目が一般的です。
なお、ご依頼いただいている税理士が「税理士事務所または会計事務所など個人事業」である場合には
源泉徴収が必要です。しかし、税理士法人にご依頼いただいている場合には源泉徴収は必要ありません。
また私たちの事務所もそうですが、個人事業でも会計事務所側で源泉処理を行なっている事務所もあります。
そのため、ご依頼いただいている事務所にお尋ねいただくのが良いと考えられます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2798.htm
(弁護士や税理士等に支払う報酬・料金 国税庁)
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/202847370-%E6%BA%90%E6%B3%89%E5%BE%B4%E5%8F%8E%E3%81%AE%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%94%AF%E5%87%BA%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%82%92%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B
(源泉徴収の対象となる支出取引を登録する freeeヘルプ)
- 回答日:2021/09/28
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社長のお悩み第1位「売上が上がらない」を「売上が上がる」に改善させる!クラウド会計専門三宅綜合会計事務所
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税理士(登録番号: 120363), 公認会計士(登録番号: 16849)
イデコへの支払いは、給料で預かった金額をそのまま支払っていると思いますので、
預り金/法人口座
ですね。
給与支払い時には、
給料/預り金(イデコ)
という感じで、マイナス処理します。
預り金(イデコ)については、所得税や社会保険料はかかりません。
- 回答日:2021/09/28
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FREEEでの登録処理に関する解説
① iDeCo(個人型確定拠出年金)の支払い
勘定科目
✅ 「役員借入金」または「事業主借入金」(法人が個人の支払いを立替えているため)
✅ 「給与」から控除する場合 → 給与計算時に 「控除項目」として設定
📌 給与支払い時の控除処理 給与支給額から iDeCo掛け金を控除 して支給するが、社会保険料や所得税は掛け金を含めた金額を基に計算される。
② 法人税・地方税の支払い
勘定科目
✅ 法人税支払い → 「法人税等」 ✅ 地方税(住民税・事業税)支払い → 「法人税等」 ✅ 消費税支払い → 「租税公課」
💡 ポイント
いずれも 「対象外」取引 に設定(消費税計算に影響を与えないため)
③ 税金の還付金(収入)
勘定科目
✅ 「法人税等」または「租税公課」 ✅ 消費税還付 → 「仮払消費税等」または「租税公課」
💡 ポイント
還付金は支払った税金を取り戻すものなので、支払った税金の勘定科目で処理するのが一般的。
④ 銀行の普通預金利息(収入)
勘定科目
✅ 「受取利息」 ✅ 「雑収入」でも可(事業規模が小さい場合)
💡 ポイント
受取利息には 源泉所得税が控除されている ため、「預け金」 で処理し、決算時に精算する。
⑤ 税理士報酬の処理
勘定科目
✅ 「支払手数料」 ✅ 「税理士報酬」でも可(細かく分けたい場合)
源泉徴収の処理(FREEE)
✅ 税理士報酬11000円のうち、源泉徴収が発生 ✅ 税理士に支払う額 = 報酬 - 源泉徴収額 ✅ 仕訳例
報酬計上時
借方:支払手数料 11,000円
貸方:未払金(税理士報酬) 11,000円
源泉徴収を引いた実際の支払
借方:未払金 11,000円
貸方:普通預金 8,800円
貸方:預り金(源泉所得税) 2,200円
源泉所得税の納付時
借方:預り金 2,200円
貸方:普通預金 2,200円
💡 ポイント
税理士報酬は源泉徴収が必要(支払側が源泉を差し引いて納付)
FREEEでは「預り金」項目を活用する
⑥ 社員の立替経費と給与支払いの処理
ケース1:給与と立替経費を合算して振り込んだ場合
💡 最も簡単な処理方法
給与+立替経費を含めた額を支払い、まとめて仕訳
📌 仕訳例(SBIネット銀行の振込 300,000円の場合)
借方
給与手当 280,000円
旅費交通費 5,000円
会議費 3,000円
消耗品費 2,000円
通勤手当 10,000円
貸方
普通預金 300,000円
💡 ポイント
一括支払いでも、各項目ごとに按分して記帳すれば問題なし。
ケース2:経費を給与とは別に発生日で記帳し、給与と消込する場合
📌 経費発生日の仕訳
借方:旅費交通費 5,000円
借方:会議費 3,000円
借方:消耗品費 2,000円
貸方:未払金 10,000円
📌 給与支払い時(25日)
借方:未払金 10,000円
借方:給与手当 280,000円
貸方:普通預金 300,000円
💡 ポイント
この方法は時間がかかるため、省略できるならケース1が推奨。
まとめ
✅ iDeCoの支払い → 「役員借入金」として処理し、給与から控除
✅ 法人税・地方税の支払い → 「法人税等」「租税公課」
✅ 税金の還付 → 「法人税等」「租税公課」
✅ 銀行利息の処理 → 「受取利息」
✅ 税理士報酬 → 「支払手数料」、源泉徴収は「預り金」で処理
✅ 社員立替経費の処理 → 給与と合算して一括処理が最も効率的(分けて記帳も可)
💡 時間短縮のポイント
給与と立替経費をまとめて一括処理
FREEEの銀行明細をそのまま仕訳登録し、個別勘定科目を選択
税理士報酬は、源泉徴収額を「預り金」で処理
→ FREEEを活用して、手間を減らしながら正確な処理を!
- 回答日:2025/02/11
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社長のお悩み第1位「売上が上がらない」を「売上が上がる」に改善させる!クラウド会計専門三宅綜合会計事務所
- 認定アドバイザー
- 静岡県
税理士(登録番号: 120363), 公認会計士(登録番号: 16849)
イデコについては、給料の天引きなので、預り金で処理します。
支払うときは、預り金から払い出しします。
法人税、法人住民税、法人事業税については、法人税等もしくは法人税・住民税および事業税の科目で処理します。
税金の還付は、未収金が立ててない場合は、雑収入(非課税)で処理します。
普通預金の利息は、受取利息で処理します。
税理士への報酬は、支払手数料でOKです。源泉は必ず差し引きます。
経費精算については、ほかの専門家が答えてくれると思います。
- 回答日:2021/09/28
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ありがとうございます。
イデコの件ですが、
法人口座の明細をFREEEに自動取り込みにしています。
その際下記をご教授願います。
・法人口座→iDeCoへの支払いの支出につき 「勘定科目」?
・法人口座→給与支払い時の支出については、
該当額につき、「勘定科目」は「預かり金」
▲〇円を選べばよいでしょうか。
※またこの金額〇円については所得税や、社会保険額は
かからないでしょうか。
投稿日:2021/09/28
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