個人事業主の開業費について
個人事業主の開業費の範囲について質問です。
開業費について様々な会計ソフト・会計士・税理士さんのサイトや動画を確認したところ、
個人事業主の場合は法人とは違うので、
開業前、開業届を出す日以前の費用(10万円以下の消耗品・パソコン・机や棚などの備品etc)はすべて開業費に入ると主張されている方が多かったです。
ただ、開業費について税務署で確認する機会があったのですが、
国税庁の[繰延資産の範囲について]より、
(1) 繰延資産の範囲
所得税法上、「繰延資産」とは、個人が支出する費用のうち支出の効果がその支出の日以後
1年以上に及ぶもので次に掲げるもの(資産の取得に要した金額とされるべき費用及び前払
費用を除く。)をいいます(所法2①二十、旧所令7①)。
① 開業費……不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業を開始するまでの間に開
業準備のために特別に支出する費用をいいます。
↑上記「開業準備のために特別に支出する費用」のところを根拠にあげられて、開業日前であってもパソコンや棚などの備品・消耗品は開業費には含まれないといわれました。
(その年の経費として、開業費ではなく普通に消耗品等として計上することは可能だったといわれました)
また、国税庁の方に何度か電話して聞いたところ開業費としてもよいという方も、上記理由をあげられて開業費としては認められないという方もいて少し混乱しています。
法人と個人事業主の違い・開業前の経費はすべて開業費にする、といわていれる根拠や理由を知りたいです。