売上を計上すべき時期とソフト対応について
現在、代表社員として合同会社を経営しております。
現状、月末にその月実施分の請求書(freeeを使わない様式にて)を提出し、翌月下旬に入金があり、入金日の日付(銀行口座の同期から)で計上おりますが、先日あるセミナーで『売り上げは実施月として計上するべき』と、指導を受けました。
(1)既存の計上分
入金の日付を実施月の(例えば)月末に手動で修正すればよろしいでしょうか?
(2)今後の対応
今月分からの対応として、会計ソフト上のノウハウをご教授いただけると助かります。
よろしくお願いします。
荒井会計事務所
- 認定アドバイザー
- 群馬県
税理士(登録番号: 63578), 公認会計士(登録番号: 35025), 社労士(登録番号: 13120156), 行政書士(登録番号: 16140764), 中小企業診断士(登録番号: 421403)
はじめまして。
会計処理の方法には、現金主義と発生主義という2種類の帳簿管理の方法があります。現金主義とは、現金などの債券収受があった際にfreeeなどに入力する方法で、貴社が選択されている方法です。発生主義というのは債権が発生した段階でfreeeに入力し、その債権が回収できた段階で消し込み(入金処理)を行う方法です。
現金主義の方が簡便な方法ですが、この方法で行うことでは実際にどのくらいの回収できる債権があるのかが不明瞭になるため、後者の発生主義で行う必要があります。
freee会計であらかじめ登録する方法をご紹介いたします。
取引登録のメニューから、セミナー実施のタイミングで売り上げを「未決済」で登録し、実際に入金があった際には、同期している場合には自動で経理の画面から該当する取引を選択し、消し込み(決済登録)を行います。
実際の画面の写真などを貼り付けることがQ&Aの仕様上叶いませんので、ご参考として該当のヘルプページをご案内いたします。
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/203317600-%E6%9C%AA%E6%B1%BA%E6%B8%88%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%82%92%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%99%E3%82%8B-%E6%B6%88%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%82%80-%E5%A3%B2%E6%8E%9B%E9%87%91-%E8%B2%B7%E6%8E%9B%E9%87%91%E3%81%AA%E3%81%A9-
(freee該当ヘルプページ)
未決済の取引を登録する/口座に取得した明細から決済登録を行う(自動で経理)
このほかにも期中現金主義という現金主義と発生主義のハイブリッドなど選択できる会計処理方法はあります。操作方法などを含め、会計事務所では親身に相談に乗っていただけるところが多くあります。ぜひご活用いただければ幸いです。
- 回答日:2021/08/19
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(1)既存の計上分は、入金日で計上しているため、発生主義に基づき、請求書発行月末など適切なタイミングに修正する必要があります。ただし、過去の決算期に影響する場合は、税理士と相談してください。
(2)今後の対応として、freeeでの仕訳は「売掛金」を利用し、請求時に「売掛金/売上」、入金時に「普通預金/売掛金」と処理してください。入金日ベースの処理は「現金主義」となり、法人会計では原則認められません。発生主義に修正することで、会計の適正性が向上します。
- 回答日:2025/02/15
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丁寧・安心・誠実がモットー、全国対応の【ふじみよし会計事務所】が、心をこめてご回答いたします。初回30分無料相談は050-1722-9518までお電話ください。
売上の計上時期は、原則としてサービスの提供が完了した時点、つまり実施月に計上することが求められます。
BIZ.MONEYFORWARD.COM
現在、入金日に売上を計上されているとのことですが、適切な収益認識のためには、サービス提供月に売上を計上し、入金時には売掛金の回収として処理することが望ましいです。
freee会計ソフトを使用している場合、以下の対応が考えられます。
(1)既存の計上分の修正
過去の取引について、入金日で売上を計上しているものを、サービス提供月に遡って修正することが考えられます。具体的には、該当する取引の発生日をサービス提供月の適切な日付に変更し、入金日は実際の入金日に設定します。これにより、売上計上のタイミングが適切に反映されます。
(2)今後の対応
今後は、サービス提供が完了した時点で売上を計上し、入金時には売掛金の回収として処理する運用に切り替えることをお勧めします。freee会計では、売上の登録時に「発生日」をサービス提供日、「決済期日」を請求書の支払期日として設定し、実際の入金時に入金処理を行うことで、適切な収益認識が可能です。
SUPPORT.FREEE.CO.JP
このように、売上の計上時期をサービス提供月に統一することで、財務状況の正確な把握と適切な税務申告が可能となります。ご不明な点がございましたら、専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。
- 回答日:2025/02/04
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